第2弾 新選組おすすめの本を紹介!これを読めば新選組がもっと好きになる

新選組おすすめの本

以前に新選組のおすすめ本を紹介してから、1年数か月が過ぎました。

あの時点では、これがベストだと思っていましたが、その後も新選組が登場する本をいろいろと読んでみると、出てくる出てくる!面白い本が。

そこで新選組おすすめの本第2弾です!

若干新選組から脱線しているものもありますが、どれも面白い本ばかりだと思っています。

あなたのお気に入りはあるでしょうか?

どうぞ最後までご覧くださいね。

新選組が登場する小説

新選組が登場する小説と言っても、やはりメインは試衛館メンバー、特に土方歳三や沖田総司になってきますね。

私の好みもあるので、若干偏っているかと思いますが、読んで面白く、かつ新選組の生きた日々が感じられる小説を中心に選んでみました。

試衛館の青春  松本匡代

江戸試衛館時代からの話。

斉藤一、土方歳三を中心として、試衛館に暮らす彼らをオムニバス形式で描いています。

彼らのお互いを思う優しさややんちゃぶりが、とてもほっこりします。

新選組を結成してからの命を張った殺伐とした彼らの生きざまを考えると、試衛館にいた頃がどんなに穏やかで楽しかったのかを切なさとともに感じてしまいます。

土方と山南が試衛館の経営や若い沖田・藤堂・斎藤の難儀を助ける姿が、のちの二人の関係を思うとそしてそれぞれの心の内を想像すると、つらくなったり。

「ああ、こんなに信頼しあっていたのに…。」

上巻は、彼らのいろんなやんちゃや奮闘ぶりを楽しませてもらえますが、その最後で斉藤が姉を助けるために人を斬ったために試衛館には何の連絡もせず、京へ逃げてしまいます。

下巻では、試衛館の彼らが上洛するまでを描いているのですが、行方不明になっていた斉藤との再会が待っています

末っ子体質で癒しの存在だった斎藤の変貌ぶりなど、シリアスな場面が多くなります。

でも、新選組ファンとして、また新選組の行く末を知っている身としては、彼らが本当は信頼しあういい仲間だったと感じさせてくれる嬉しい本です。

土方歳三 散華    萩尾農

本当は優しくて人情にあふれ、とても熱い人間土方を描いています。

冷酷で鬼のような副長土方として、新選組を率いていますが、その心のうちは葛藤や時には女々しい心がありました。

沖田は土方の本当の姿を見抜き、自分が守ってあげないとと思っているのです。

土方の心の動きを軸として新選組を描いていて、近藤との関係、近藤亡き後、重圧や新選組の呪縛から放たれた土方が本来の姿に戻りつつ、武士としての生きざまを全うしていきます。

土方と接しているうちに心酔し、沖田とは違った形で土方を守ろうとする斉藤一の存在が救われます。

この本の中の土方、私はとても好きです。

私が思っていた土方が、ここにいると思いました。

拝啓、未来に生きた昔のぼくへ      伽古屋圭市

新選組ファンだけでなく、歴史好きなら一度は妄想(?)したことがあるはずのタイムトリップ物。

いきなり幕末の京へ投げ出された幼馴染の男子高校生2人。

成り行き上新選組に入隊した、性格も身体能力も違う2人がそれぞれに葛藤しながら成長します。

土方や沖田、山南らおなじみの新選組幹部だけでなく、若い隊士との出会いの中で、2人は生きる意味を見出していきます。

青春ストーリーとしても十分楽しめます。

私は、夕食の準備前に少しだけと気軽に読み始めたところ、思いのほか(ごめんなさい)面白くて、一気読みしてしまいました。

その日の夕食が手抜きになったことは言うまでもありません。

名残の雪     眉村卓

眉村卓さんの「思いあがりの夏」という短編集の中に入っている一作です。

先ほど紹介した「拝啓、未来に生きた昔のぼくへ」とおなじくタイムトリップ物でこちらも主役は男子高校生です。

新選組での物語というより、現在に戻ってきた彼のタイムトリップ時期に書いていた日記を読み返していく形の物語です。

この短編が原作となったドラマがNHKで放映されたことがあります。

1985年「幕末未来人」というドラマで、すでに新選組にハマっていた私ももちろん見ていました。

実は、ドラマが面白くて原作を探し出したのです。

有名な新選組幹部はあまり出てきませんので、新選組の本とは言えないかもしれませんが、毎日が命がけという幕末の空気感が感じられる本です。


諜報新撰組・風の便り 源さんの事件簿     秋山香乃

私の新選組おすすめ本でおなじみの秋山香乃さんの作品です。

主人公は、井上源三郎。

新選組がらみのいろいろな事件の謎を源さんが泥臭く探っていきます。

人情に篤い源さんらしい解決で心がほっとしたり、切なくなったり。

源さんだけに見せる土方の優しさや甘えは、ちょっと可愛く思ったり。

殺伐とした新選組の空気が源さんというフィルターを通って優しく感じさせてくれるような一冊です。

新選組×坂本龍馬 ラブ・アンド・ピースぜよ。 坂本龍馬はジョン・レノン?    辻本颯

物語の中心人物は、坂本龍馬・土方歳三・沖田総司・千葉さな子の4人です。

セリフが多くテンポがいいのでとても読みやすい本です。

坂本龍馬と土方・沖田が江戸で出会い、意気投合。

坂本龍馬が北辰一刀流千葉定吉の門下に入っていたころ話から始まります。

同時期に定吉の娘さな子と土方・沖田も出会い、4人の不思議な関係が始まります。

すでにプレイボーイの名をほしいままにしていた土方はさな子が気になっています。

竜馬と土方、さな子の微妙な三角関係。

土方と沖田の兄弟のような信頼関係。

年表の出来事は変えずにその行間を大胆に想像した感じで、新選組や坂本龍馬をあまり知らなくても読み進めやすいと思います。

ただ、メインの4人以外の登場人物の描き方が単純で深みがなく、特に近藤勇の考えの浅さは、新選組ファンとしてはちょっと残念でした。

幕末新選組  池波正太郎

永倉新八の生涯が描かれた小説。

江戸っ子でさっぱりしていて、でも情に篤い永倉から見た新選組が新鮮です。

近藤や土方、沖田などはあまり登場せず、原田左之助や藤堂平助との友情などが印象深いです。

特に油小路事件での藤堂とのやりとりは、とても切なくて、永倉の思いに心が苦しくなってきます。

池波正太郎さんの小説ならではの「池波節」も永倉の性分に合っていて読みやすいです。

土方歳三散華    広瀬仁紀

物語は池田屋騒動後から始まります。

作品名の通り、主人公は土方歳三です。

この本の土方は、とても切ないです。

本当は情に篤くて優しい土方が、近藤を男にするために「鬼」になってやろうと覚悟したその生き方が、見ていて切ない…。

新選組副長としての顔の裏で苦悩したり、疲れ切ってしまう土方。

そんな土方を沖田だけは感じていて、屈託ない笑顔や冗談を交わしてくれます。

その信頼関係がいつもながらうれしいのですよ(これは私の気持ちです)

土方は、あることで尼と知り合います。

年の離れた姉のぶに似ているその尼さんの前では、新選組副長ではない「多摩のトシ」に戻って他愛のないおしゃべりをするシーン。

とても好きです。

そしてここで思いました。

土方さんは絶対にシスコンだ!

鬼の副長として生きる「多摩のトシ」の葛藤をほんの少しほぐしてくれる尼さんの存在に、ほっとします。

全体に穏やかな文章で読みやすい本だと思います。

沖田総司   大内美予子

沖田総司が主人公の小説の中でも定番中の定番と言われている小説です。

労咳を発症してからの沖田の明るい表情の裏にある葛藤や苦悩に心が締め付けられ、土方とのほほえましい関係にふっと笑ったり…。

とにかく切なくて愛しい本です。

最後のぎりぎりまで明るく振舞っていた沖田が、遠くへ行ってしまう土方に思いを爆発させる別れのシーンは何度読んでも泣いてしまいます。

新選組、沖田総司ファンならもちろん、新選組を知らない人にも十分満足していただける一冊です。

浮雲 心霊奇譚     神永学

死者の霊が見える赤い目を持つ浮雲が、幽霊にまつわる謎を解いていく話です。

「心霊探偵八雲」のルーツを描いている、幕末の心霊ミステリーですが、実は浮雲の知り合いとして土方歳三が出てくるのです。

ただし、新選組が登場することはありません。

何しろ土方は、石田散薬を売り歩きながらも剣の腕はすさまじいという謎の人物として描かれています。

なので、新選組の生きざまを読みたい方というより、土方さんのいろんな姿が見たい方にお勧めです。

「浮雲」シリーズの中でも「菩薩の理(ことわり)」では、土方以外に宗次郎まで登場します。

この先どんな展開になるのか、ひそかにワクワクしているところなんです!


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