024年辰年もあと少し。
来年は巳年、へびの年です。
ということでとっても単純ですが、今回は2025年へび年にちなんでお参りしていただきたい京都の寺社を紹介します!
年男・年女の方はもちろん、定番の観光スポットでは物足りない方もぜひご覧ください!
玄武神社
まずは京都市北区にある玄武(げんぶ)神社。
玄武とは四神(しじん)の一柱で、北方を守護する神で亀の姿をしています。
ちなみに東を守護するのは青龍、西は白虎、南を守るのが朱雀だといわれています。
玄武神社が創建されたのは、平安時代初期と伝わり、本殿にお祀りされているのは、蛇が巻き付いた玄武の像です。
規模はあまり大きくない神社ですが、古くから方除けや厄除け、疫病除けにご利益があるとされています。
国の重要無形文化財に指定されている「玄武やすらい祭」は、鞍馬由岐神社の火祭り、広隆寺の牛祭りと並んで、京都三大奇祭として知られています。
京都の「やすらい祭(やすらい花)」といえば紫野の今宮神社のお祭りが有名ですが、それだけではありません。今日は同じ紫野の玄武神社のやすらい花に参列させていただき、疫神退散を願ってきました。どうかこれからが平穏な日々でありますように🙏🙏。 pic.twitter.com/MP8q1aYoga
— 山田邦和 (@fzk06736) April 9, 2023
出町妙音堂
京阪本線・叡山電鉄「出町柳」駅から鴨川デルタにかかる河合橋・出町橋を渡ったすぐ南にひっそりとたたずんでいるのが、出町妙音堂です。
こちらにお祀りされているのは、七福神の一柱・弁財天。
その弁財天の使いとされるのが蛇で、拝殿には奉納された蛇の絵が飾られています。
こじんまりとした境内ですが、芸能・財運・知恵に関するご利益があるとされていて、実は知る人ぞ知るお寺なのです。
御朱印も素敵なので、巳年には特別な御朱印もいただけるらしいとのうわさも。
アクセスも良いので、ぜひ2025年中にお参りしてみてください。
ちなみに、出町妙音堂から少し西へ向かうと、豆餅で有名な「出町ふたば」さんがありますよ!
三室戸寺
紫陽花やツツジ、しだれ梅で有名な三室戸寺には、蛇に体をした宇賀神(うがしん)という神様が安置されています。
山門をくぐり、紫陽花苑を右手に見ながら参道を歩き、石段を登り切った先にいらっしゃるのが、宇賀神です。
お顔はふくよかな優しい笑顔なのですが、体がとぐろを巻いた蛇なので、初めて見る人はちょっとびっくりするかも。
でも宇賀神はとっても縁起の良い神様。
大きな耳たぶに触れると福がやってくるというご利益、おひげを触れば健康長寿、蛇のしっぽ部分なら金運のご利益があるそうです。
さて、あなたはどこに触れますか?
大豊神社
大豊神社は、京都市左京区の哲学の道近くにあり、春の桜や椿、秋の紅葉など季節の彩りを楽しめる神社です。
境内の狛ねずみや狛うさぎなど可愛い像が人気ですが、2025年注目はもちろん狛巳(こまへび)の像です。
狛巳がいらっしゃるのは、大豊神社の本殿。
手前には狛犬、そして本殿近くには狛巳が鎮座しています。
本殿のご祭神は、医薬の神様・少彦名命(すくなひこなのみこと)に学問の神様・菅原道真、勝運の神様・応神天皇です。
末社にも、縁結び商売繁盛、開運厄除けなどいろいろなご利益をいただける神様が勢ぞろい!
狛巳だけでなくほかの可愛い像にもぜひお参りください。
熊野若王子神社
最後に紹介するのは、大豊神社から南へ少し歩いたところにある熊野若王子(くまのにゃくおうじ)神社です。
熊野若王子神社は、熊野神社・新熊野神社と共に京都三熊野として平安時代から信仰されています。
熊野若王子神社から東へ向かうと道が3つに分かれていて、その一番右側をもっと奥へ。
すると天龍白蛇弁財天がお祀りされているお社が見えます。
辰年から巳年へということで哲学の道南端近くの天龍白蛇弁財天へ。というかこんな切り通しみたいなところがあるなんて。 pic.twitter.com/8iY0ol6no8
— きゃにい (@canny__tk) December 31, 2024
お社の後ろには如意輪の滝という小さな瀧。
お社自体はとても古くて小さいものですが、神聖な雰囲気が漂っているエリアです。
でもイノシシとかが出てきそうでちょっと怖い。
天龍白蛇弁財天をお参りするなら、真昼間がおすすめ!
以上、巳年にお参りしておきたい寺社でした!
あなたもぜひぜひ、巳年らしい参拝をしてみてください。
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