日本最古の『都七福神めぐり』新春の京都で福をいっぱいいただきませんか
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「旅屋おかえり」原田マハ あなたもおかえりと一緒にほっこり旅をしませんか?
原田マハさん初読みの「旅屋おかえり」前から気になっていたのですが、なぜか読む機会がなく、今回初めての出会いです温かい涙が止まらない、素敵なお話でした。「旅屋おかえり」登場人物とあらすじ物語の主人公は、元アイドル、今は売れないタレントの「おかえり」こと丘えりこそして、彼女が所属する事務所「よろずやプロ...
京都観光のおともに!「京都、オトナの修学旅行」斜め目線の視点が面白い!
「京都、オトナの修学旅行」は、普通の京都観光に飽きた方や京都の隠れた表情を探ってみたい方におすすめの本です。「中学校や高校の修学旅行では京都の良さを知ることができない、京都は大人になってこそその良さがわかる町だ」という考えのもと、画家の赤瀬川原平さんと美術評論家の山下裕二さんが、京都市内の有名観光ス...
『本屋のワラシさま』可愛くてちょっと怖い座敷童子と気弱な書店員のハートフルストーリー
今回紹介するのは、霜月りつさんの『本屋のワラシさま』です。霜月りつさんは、時代小説から現代もの、ファンタジーミステリーなど様々な作品を書いておられる方で、私の好きな作家さんの1人です。『本屋のワラシさま』は、霜月律さんの作品という以外に表紙の可愛い絵につられて購入したのですが、読みだすと止まらなくな...
『蔦重の教え』江戸のヒットメーカーから学ぶ人生の極意とは?
蔦谷重三郎は、江戸の出版プロデューサーとして、葛飾北斎や十返舎一九、写楽など多くの芸術家を産んだ人物です。2025年の大河ドラマ「べらぼう」の主人公でもある彼の魅力をたっぷり楽しめるのが、今回紹介する『蔦重の教え』です。作者は、江戸料理文化研究所の所長でもある車浮代さん。浮世絵や江戸文化にも造詣が深...
『天保十四年のキャリーオーバー』江戸を舞台の痛快コンゲーム!その結末は?
今回紹介するのは、天保の改革で暗躍した鳥居耀蔵(とりいようぞう)によって窮地に立たされたある人々の痛快復讐劇。私の好きな作家さんの1人、五十嵐貴久が書かれた時代小説で、舞台は江戸後期の天保年間です。天保の改革の名の下、厳しい取り締まりを指揮していた鳥居甲斐守耀蔵を、庶民は「妖怪」と呼んで恐れていまし...
『我、天命を覆す』若き安倍晴明が命を懸けて戦う姿にくぎ付け!
結城光流さんと言えば『少年陰陽師』晴明の孫が縦横無尽に戦う人気シリーズが思い浮かぶ方も多いことでしょう。『少年陰陽師』での安倍晴明は、孫には「狸じじい」と言われる平安京最強の陰陽師です。今回紹介する『我、天命を覆す』は、そんな晴明の若き頃を描いています。向かうところ敵なしの成熟した安倍晴明となるまで...
『優しい死神の飼い方』知念実希人 心温まるミステリファンタジー
今日おすすめする本は、知念実希人さんの『優しい死神の飼い方』です。はじめは、表紙のふんわりした優しい絵と題名に魅かれて手に取った本でしたが、読み進むうちにどんどんと作品の世界に入り込みました。ハートフルで切なく、でも推理者としても楽しめるこの作品、おすすめします!『優しい死神の飼い方』登場人物とあら...
『和菓子のアン』『下町和菓子栗丸堂』は和菓子が食べたくなる本です!
どちらかと言えば、洋菓子より和菓子が好きです!という方はもちろん、洋菓子派の方にもおすすめ。今回はこの2冊を紹介します。『和菓子のアン』シリーズ 坂木司高校卒業後、進学も就職もしなかった杏子は、デパ地下の和菓子屋・みつ屋で働き始めます。ちょっとぽっちゃり体系の杏子・アンは、若干のコンプレックスを...
「史上最強」シリーズが爽快!政治パロディ小説が攻めてます!
室積光さんの「史上最強の内閣」と「史上最強の大臣」を一気読み。爽快な気分になるとともに、特に「大臣」の方は感動しました。こういう大臣たちが本当にいてくれたらもっといい日本になっていたかも。ちょっと政治を知っていれば、だれがモデルなのかわかるので、「そうそう」なんて相槌を打ってしまいます。権利権益にし...
一気読み必至‼ あさのあつこさんの「NO.6」の世界にどっぷりつかってしまった
私の場合、あさのあつこさんの作品は、時代劇が初めでした。面白くて読みやすい作品で、ほかにも読みたくなりいろいろ探していて見つけたのが「NO.6」です。近未来の話かぁ…。まずは1巻目を、とページをめくったのが運の尽き、いや幸運の付き始め。何しろ面白い。あっという間に読み終わり、続きが知りたくて急いで購...