【2024】京都三大祭 時代祭の日程とおすすめの鑑賞スポットを紹介!

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葵祭、祇園祭と並んで京都の三大祭として知られている時代祭。

時代祭は毎年10月22日に行われる時代装束の行列が有名ですが、それ以外にも行事があります。

京都ならではの、雅な時代行列は、一度はご覧になっていただきたいお祭りです。

今回は、時代祭日程とおすすめの鑑賞スポット、時代祭の歴史などを紹介し。

時代祭を思う存分楽しんでいただくために、できるだけわかりやすく紹介しますので、是非最後まで読んで、あなたのお役に立ててくださいね。

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時代祭の日程

時代祭日程は以下のようになっています。

10月15日 13:30 時代祭宣状祭
10月21日 10:00 時代祭前日祭
10月22日 7:00~ 時代祭・神幸祭・行在所祭・(時代風俗)行列進発・大極殿祭並還幸祭
10月23日 10:00 時代祭後日祭

時代風俗行列は、先頭が京都御所を出発するのが12時で、平安神宮には14時半ごろに到着する予定です。

といっても、時代風俗行列の先頭から最後尾までは、約2㎞もありますので、すべての行列が平安神宮に到着するまでには、もっと時間がかかります。

自家用車で観光される方は、当日の京都市内は長時間にわたり交通規制がかかりますので、十分に注意してください。

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時代祭のおすすめ鑑賞スポット

時代風俗行列は、京都御所から平安神宮までをゆっくりと進んでいきます。

鑑賞スポットは、行列沿いに何ヶ所もありますが、当日の人出は相当な数になりますので、早目の場所取りをしておいた方が良いでしょう。

京都御所内

行列は、京都御所の建礼門院前を出発し、堺町御門から丸太町通りへ出て、西に進みます。

京都御所

有料観覧席がありますが、広い京都御所内ですので、結構ゆったりとみられる場所があります。

でもベストスポットを確保するなら早目に場所取りをしたほうがいいです。

烏丸御池から京都市役所前

行列は、丸太町通りを烏丸通りまで来ると南へ下がり、御池通を東へ進みます。

御池通は道幅が広く、鑑賞しやすくなっていますので、おすすめです。

祇園祭の際も、御池通は鑑賞しやすいスポットの1つですよ。

行列のスピードに合わせてゆっくりと歩きながら、見やすいスポットを探すこともできますよ。

行列は、河原町御池から河原町通りを南進、三条通を東へ進み、三条大橋を渡って東山へ進みます。

河原町通りと三条通りは、ビルが多く歩道も狭いうえに普段から人が多いところです。

また、三条通も道幅が狭く、混雑しやすいですね。

神宮道二条あたりから応天門まで

三条通を東へ進んだ行列は、神宮道を北に向かいます。

神宮道も狭い道幅ですが、そのために行列が間近に見られて迫力があります。

仁王門通りを越え岡崎公園一帯に入ると視界が広がり、少し見やすくなります。

二条通りから応天門の間では、「室町行列の風流踊り」が披露されます。

京都市民おすすめの穴場スポットを紹介!

ここまでは比較的定番のおすすめ鑑賞スポットを紹介してきました。

でも、京都市民ならではの穴場スポットがあるのです!

スケジュールが合えば、毎年でも鑑賞できるありがたい特典のある京都市民として、もっと時代祭を楽しんでいただくために、おすすめの穴場を紹介しますね。

烏丸通り

烏丸通りは、ある程度の混雑はありますが、比較的見やすい場所が確保しやすいところです。

烏丸御池の交差点周辺

烏丸通りから御池通りに入る交差点では、隊列の辻回しがあります。

そのため、行列が止まりますので、ゆっくり見ることができます。

河原町御池の交差点周辺

御池通から河原町通りへ入る交差点は、行列が来る直前まで通行止めになりません

人の流れがある間に見やすい場所を確保できるので、上手くいけば最前列をゲットできるかもしれません。

三条通 三条大橋を渡った東側

河原町通りから三条通りにかけては、混雑しやすいのですが、三条大橋を渡った東側に行くと、混雑がやや緩和されてきます。

京阪三条駅や京阪東山駅で下車して、少し東へ歩いたところは結構穴場ですよ。

京都御所内

行列が出発する2時間ほど前には、行列参加者の人たちが京都御所に集まってきます。

参加者の人たちは、平安神宮で時代装束に着替えて、京都御所まで歩いてくるのです。

ですので、早目に京都御所に行くと、いろんな時代の人があちこちにいるのです。

一緒に写真を撮ってもらうことも可能ですし、厳密な時代考証をもとに作られた衣装をじっくりとみることもできます。

歴史好きには、特にうれしい穴場かもしれません。

数十年前、徳島出身の夫が大学受験の下見で、初めて京都へ来たのは、偶然にも時代祭の日でした。
夫と友人たちは、時代祭のことなんて全く知りませんでした。
大学を下見に行くため市バスに乗っていると、時代装束の人たちがそぞろ歩きをしていたそうです。
それを見た夫と友人たちは、
「京都ってすごいなぁ。あんな衣装を着て歩いている人がまだいるんや」
バスの中で話していたそうです。
おそらく、時代行列に参加する人たちが歩いていたのでしょうが・・・。
京都に住むようになるまで、夫はずっと京都市民は時代装束を着ている人も多いと思っていたそうです。
恐るべし、時代祭です。

私のおすすめベストコースはこれ!

出発前の行列を堪能した後、ショートカットで河原町御池交差点へ、可能なら行列と並行して歩くというまるまる鑑賞コースです。

ただこの場合は、同じ時代の行列ばかり見てしまうことになりかねませんので、歩くスピードを加減して上手く鑑賞してくださいね。

鑑賞するときに気を付けておきたいこと

まず注意していただきたいのは、お手洗いです。

コンビニや駅、御池通りの地下にあるゼスト御池などにトイレはありますが、どこもいっぱいになりますので、あらかじめ用を足しておきましょう。

行列は先頭が出発して、最後尾が平安神宮へ到着するまでに約4時間かかります。

じっくりと鑑賞するなら、折り畳みの椅子があると便利ですよ。

じっくりゆったり見るならやっぱり有料観覧席

時代祭の有料観覧席は

  • 京都御所内
  • 御池通
  • 神宮道(平安神宮道)

の3ヶ所にあります。

料金
@京都御苑
一般席(最前列)6,000円 (2列目以降)4,000円
@御池通り
一般席(最前列)6,000円 (2列目以降)4,000円
@平安神宮道
一般席(最前列)6,000円 (2列目以降)4,000円
まなび席(最前列)9,500円 (2列目以降)7,500円 らくたび講師によるイヤホン解説付き

詳しくは下記のサイトをご覧ください。

【時代祭有料観覧席のご案内 京都市観光協会】

時代祭を見る前に予習をしましょう

時代祭をただ見るだけでなく、その歴史を知っていると、また違った趣を感じることができると思います。

時代祭について簡単に紹介しておきますね。

時代祭の始まり

明治維新ののち、明治天皇が東京へお移りになり、東京が事実上の首都になると、京都は著しく衰退していきました。

そんな中、何度も戦火をくぐりぬけ生き抜いてきた京の町衆は、立ち上がります。

数々の復興事業に力を注ぎ、その集大成として創建されたのが、平安神宮でした。

ときは明治28年、平安遷都1100年の記念すべき年でした。

同年、時代祭は平安神宮の創建と平安遷都1100年紀念祭をお祝いする行事として始まりました。

時代祭のハイライト 時代風俗行列

時代祭の風俗行列は、京都全市域からなっている市民組織(平安講社)によって運営されています。

約2000名、約2kmにわたる時代行列の装束や祭具・調度は、京都が長い歴史を培ってきた伝統工芸技術により復元された本物です。

それぞれの時代が生き返ったような時代行列は、本当に迫力があり、感動しますよ。

時代風俗行列

1.維新勤皇隊列

丹波の国北桑田郡山国村の有志が山国隊を組織して、官軍に参加したときの装束を模しています。

鼓笛隊が「ピーヒャララ」とにぎやかに歩いてゆきます。

出典:京都フリー写真素材集

2.維新志士列

桂小五郎・坂本龍馬・西郷隆盛・中岡慎太郎・高杉晋作など、幕末に活躍した志士たちの行列です。

3.徳川城使上洛列

江戸から城使が上洛したときの行列を再現しています。

4.江戸時代婦人列

和宮・中村蔵之介の妻・吉野太夫・出雲阿国など、江戸時代に今日で活躍した情勢たちが登場します。

時代祭の写真素材

出典:京都フリー写真素材集

5.豊公参朝列

豊臣秀吉が、子秀頼の元服の時に朝廷へ参内したときの行列です。

6.織田公上洛列

正親町天皇のお召しにより上洛した織田信長を再現した戦国武者行列です。

7.室町幕府執政列

足利将軍と重臣たちの行列です。

8.室町洛中風俗列

室町時代後半の京で盛んに催された「風流踊り」を再現しています。

9.楠公上洛列

後醍醐天皇が隠岐より還幸されるとき、先導して上洛した楠木正成の行列です。

10.中世婦人列

平安時代後半から桃山時代にかけて、今日で活躍した女性たちの行列です。

淀殿・静御前のほか、桂女や大原女など市井に生きた女性たちも登場します。

11.城南流鏑馬列

後鳥羽上皇が、流鏑馬に託して城南離宮に全国から武士を招集したという話を表現しています。

12.藤原公卿参朝列

平安時代、隆盛を極めた藤原氏の行列です。

13.平安時代婦人列

清少納言・紫式部・小野小町・巴御前・常盤御前など平安時代に登場した情勢たちの行列です。

出典:京都フリー写真素材集

14.延暦武官行進列

征夷大将軍坂上田村麻呂が東征を終え、凱旋したときの様子を再現しています。

15.延暦文官行進列

文官が朝賀の儀式のために参朝する様子を模しています。

16.神饌講社列 (ここからはご祭神の行列となります)

神饌物を奉献する人たちの行列です。

17.前列

神幸列の直前を歩く優美な衣装をまとった行列です。

18.神幸列

御鳳輦(ごほうれん:ご祭神がお乗りになっている車)を中心とした神幸の本列です。

先に進む御鳳輦は孝明天皇、後にくる御鳳輦は桓武天皇がご祭神としてお乗りになっています。

19.白川女献花列

季節の花を売り歩く白川女が、神前に献花する花を頭にのせて歩いています。


20.弓箭組列

桓武天皇が平安遷都の際、その御列を警護した弓箭組の行列です。

 

京の町に生きてきた華やかな時代行列は、とても素晴らしいものです。

でも私は、少し不満があります。

時代行列に参加できない人たち

京都観光にも大きく貢献している新選組は、幕府軍だったために残念ながら未だに時代行列に参加させてもらっていません。

新選組を預かっていた京都守護職会津藩、松平容保(まつだいらかたもり)も参加していません。

会津藩も新選組も、京都の治安を守るために命を懸けていました。

思想は違えど、京の町に深くかかわったことに違いはありません。

薩長が中心となっていた明治時代ならまだわかりますが、今はもう令和。

新選組グッズや聖地めぐりなども京都観光の1つとしてとても人気です。

新選組ファンとしてはちょっと納得いかないなあ。

「勝てば官軍」というやつでしょうか、もうそろそろいいと思うのですが・・・。

終わりに

今年も平年通り執り行われる予定の時代祭。

海外からのお客様も多くいらっしゃることだと思います。

ただ、見物される方が多ければ多いほど、後片付けも(ゴミとか)大変とだと聞きます。

皆さんマナーを守って(ゴミは持ち帰ってくださいね)楽しい一日をお過ごしください!

有料観覧席のご予約はこちらからどうぞ

京の歳時記京歩き秋(9月~11月)
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小春

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