緊急事態宣言ステイホームのゴールデンウイークも知らぬ間に後半。
いったいいつの間にゴールデンウイークが始まっていたのかしら?
コロナ、コロナのプレッシャーで全然気づきませんでした。
私も含め、自粛疲れが続いている人も多いことだと思います。
今日は、そんな疲れを忘れさせてくれるような清らかで気品ある花、睡蓮・蓮を鑑賞しましょう。
睡蓮と蓮の違い
ところで、睡蓮と蓮って何が違うんでしょうか。
よく似た花で、名前もよく似ていますが、実は種類が全然違うんですよ。
睡蓮はスイレン目スイレン科 蓮はヤマモガシ目ハス科
蓮の根は蓮根になり、睡蓮は根だけ。
仏さまがお座りになっている蓮華座は蓮で、印象派の画家モネが描いているのが睡蓮。
大きな違いは、花の付き方です。
蓮は水面から茎が伸びて少し高い位置で花が咲き、
睡蓮は水面に浮かぶように花を咲かせます。
写真でも見分けられるポイントです。
では、睡蓮と蓮を愛でましょう。
睡蓮と蓮の名所を巡りましょう
今回めぐるスポットは、天龍寺・平安神宮・勧修寺です。
![](https://i0.wp.com/kyo-koharu.com/wp-content/uploads/2020/04/1908923.jpg?w=1256&ssl=1)
実は梅宮大社もおすすめなんですが、藤や花菖蒲の時にも紹介していますので、今日はご遠慮いただきました
まずは嵐山の名刹から行きましょう!
天龍寺の蓮
天龍寺といえば、大迫力の庭で有名ですね。
嵐山を借景とした池泉回遊式庭園。
時間があれば一日ゆっくりと眺めていたいくらいです。
蓮は、その庭ではなく、勅使門と法堂の間の放生池で見られます。
見ごろは7月中旬から8月中旬。
蓮は、早朝から咲き始め、昼頃には散りますので、朝一番がおすすめです。
朝まだ人が少ない時間に、池いっぱいの蓮を心行くまで眺める・・・贅沢ですね。
平安神宮の睡蓮と蓮
平安神宮の神苑では、睡蓮と蓮の両方が楽しめますよ。
まずは蓮。
水面からの距離で花の違いがわかります。
![](https://i0.wp.com/kyo-koharu.com/wp-content/uploads/2020/04/1908925.jpg?w=1256&ssl=1)
誰かに教えたくなる
花菖蒲越しの睡蓮!
平安神宮の神苑は、四季を通して十分楽しめる場所ですので、コロナウイルスが落ち着いたらお出かけくださいね。
勧修寺の睡蓮と蓮
山科の勧修寺(かじゅうじ)といえば、春の桜が見事です。
でも境内の氷室池では初夏から夏にかけて蓮や睡蓮が咲きそろってとてもきれいになります。
この時期は青紅葉も美しく、深い緑と濃いピンクの睡蓮や蓮の対比が見事ですよ。
桜と同じ場所ですね
ズームアップをもう1枚!
睡蓮と蓮がきれいに咲いています。
睡蓮の葉と蓮の葉の違いもよく分かりますね。
面白い!
終わりに
今日は、睡蓮と蓮を愛でました。
上品な咲き姿を堪能していただけましたか?
蓮や睡蓮が美しいところは、ほかに竜安寺や法金剛院、三室戸寺など数多くあります。
今は無理ですが、落ち着いたころに一度訪れてみてくださいね。