『光る君へ』宇治の散策で平安へ思いを馳せる 平等院から宇治上神社、大河ドラマ展へ

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大河ドラマ『光る君へ』の主役・紫式部が著した『源氏物語』では、光源氏が亡くなった後の「宇治十帖」の舞台となった宇治市。

藤原道長の邸宅跡に建てられた平等院では藤の花が見ごろとなり、多くの拝観者で賑わっています。
連休初日はあいにくの曇天でしたが、藤の花と美しい鳳凰堂の姿を見るため、早起きして宇治へ行ってきました。
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いざ平等院へ!

JR宇治駅を出ると、風情ある商店街を宇治川方面へ歩いていきます。

宇治川沿いにある紫式部像

商店街のお店はまだオープン前。

朝8時30分の開門に先立つこと20分。
少し早いかと思いながら平等院へ行ってみると、すでに20人ほどの方が並んでいました。
(やっぱりね)と思いながら私も行列に。
拝観受付の前には藤棚があるので、並びながら撮影されている方もちらほら。
もちろん私も撮影します!
長い花房が魅力的です。

藤の花と鳳凰堂

いよいよ開門。

この時点の時間は8:30。
鳳凰堂内部の見学受付は9:00からで、実際に見学が始まるのは9:30です。
もし今から並んでいると少なくとも30分は無駄にする…、ということで私は内部見学をあきらめ、ゆっくりと境内を散策することにしました。

そこでまずは藤の花と鳳凰堂のコラボを楽しみました。

ツツジと藤のコラボもきれいです。

藤の花を堪能した後はいよいよ鳳凰堂。

阿字池に浮かぶように立っている鳳凰堂の優雅な姿はまさに鳳凰です。

横から見た鳳凰堂

鳳凰堂正面からは、ご本尊阿弥陀如来像のお顔が見えます。

少ししゃがんだ姿勢で見ると阿弥陀様のお顔がちょうど円の真ん中に見えます。

ちょっと神妙な気持ちになって、ご挨拶。

鳳凰堂の後姿

屋根の鳳凰もキラキラと美しいです。

ライトアップされたときは、もっと幻想的で美しいらしい…。

秋もまた来よう!

平等院境内

平等院の境内は鳳凰堂と阿字池をめぐるような参拝ルートになっています。

平等院の博物館「鳳翔館」では、雲中供養菩薩像を間近に見られたり、鳳凰堂内部が再現された部屋のほか、グッズショップに茶房「藤花」(10:00オープン)も。

雲中供養菩薩像は、想像してたよりも大きくてびっくり。

1つ1つがとても精巧で見ごたえがありました。

平等院基本情報

住所 京都府宇治市宇治蓮華116

拝観時間

  • 庭園 8:30~17:30(17:15受付終了)
  • 鳳翔館 9:00~17:00(16:45受付終了)
  • 茶房 藤花 10:00~16:30(16:00ラストオーダー)

拝観料 大人700円/中高生400円/小学生300円

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宇治神社から宇治上神社へ

平等院の南門から出たあとは、宇治川にかかる朝霧橋を渡った向こうにある宇治神社と宇治上神社を目指しました。

朝霧橋から少し見える宇治神社の門が新緑に映えてきれいです。

宇治神社

宇治神社のご祭神は、菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)です。

宇治神社には次のような故事が残っています。

ご祭神がこの地を訪れるとき、道に迷ってしまいました。

するとどこからか1羽の兎が現われ、ご祭神を先導してくれたのです。

何度も振り返りながら道案内をし、ご祭神は無事にお社までたどり着きました。

この故事から、正しい道へ導いてくれる神の使い「みかえり兎」が崇められるようになりました。

本殿の周囲には可愛いみかえり兎の提灯が並び、見返りうさぎの御朱印も人気です。

宇治神社 基本情報

  • 住所 京都府宇治市宇治山田1
  • 境内自由

宇治上神社

宇治神社からもう少し山のほうへ上ったところには、世界遺産の宇治上神社があります。

参道は鮮やかな新緑に囲まれて清々しい空気が満ちています。

境内にはとても静かで落ち着いた雰囲気です。

こちらは拝殿です。

右側からぐるっと回ると…その奥に本殿があります。

名水桐原水

ご祭神は

  • 菟道稚郎子命
  • 応神天皇
  • 仁徳天皇

本殿は日本最古の神社建築です。

きらびやかさとは無縁の厳かな雰囲気が漂う本殿。

歴史の重みを感じながら、ひたすらかしこまる私でした!

宇治上神社 基本情報

  • 住所 京都府宇治市宇治山田59
  • 境内自由

源氏物語ミュージアムと大河展

平等院から宇治神社、宇治上神社と巡ったところで、所要時間は約100分。

まだお昼には間があるので、源氏物語ミュージアムまで足を延ばすことにしました。

宇治上神社からさわらびの道を通りぬけます。

緑に囲まれた源氏物語ミュージアムが見えてきました。

現在別の場所で開催中の大河ドラマ展とセットの入場券を購入して中へ入りました。

蔀戸(しとみど)や風情ある灯籠が素敵です。

平安の間には、光源氏の邸宅「六条院」の模型や牛車、垣間見の再現がされていました。

廊下から中を垣間見る貴族が!

ミニチュア好きにはたまらない六条院の模型!

源氏物語をあまり知らない人にも楽しめる勉強にもなるミュージアムでした。

源氏物語ミュージアム 基本情報

  • 住所 京都府宇治市宇治東内45-26
  • 開館時間 9:00~17:00(16:30入館終了)
  • 観覧料 大人600円/小人300円

大河ドラマ展

源氏物語ミュージアムから京阪宇治駅を通り過ぎたところにある茶づなミュージアムでは、令和7年1月13日まで、大河ドラマ展が開催されています。

まひろ(紫式部)と道長の衣装が見られたり、キャストの等身大パネルと撮影出来たり、ドラマの小道具が展示してあったりと、大河ドラマを見ている人にうれしい展示物の数々。

 

私が特に好きだったのが、まひろと道長がやりとりした書簡の展示。

実際に吉高由里子さんと柄本佑が書かれた書簡なのでちょっと興奮!

大河ドラマ展オリジナルの映像も見られます。

最後は茶づなミュージアムの可愛いグッズを購入して帰路につきました。

大河ドラマ展 基本情報

茶づなミュージアム 京都府宇治市菟道丸山203-1

  • 開催期間 令和6年3月11日(月)~令和7年1月13日(月・祝)
  • 開催時間 9:00~17:00(16:30最終入場)
  • 一般入場券 大人500円/小人(小中学生)250円

ほかに源氏物語ミュージアムセット券や茶づなミュージアムセット券などがありますので、公式サイトでご確認ください

宇治散策まとめ

今回は、JR宇治駅から平等院へ。

その後宇治神社と宇治上神社、源氏物語ミュージアムに大河ドラマ展とめぐり、京阪宇治駅から帰るというルートでした。

平等院でも鳳凰堂内部以外はじっくりと拝観し、そのほかのスポットもゆっくりと回って半日ほどでした。

周辺にはお茶の専門店さんが運営しているカフェなどがたくさんあるので、お昼を食べてから次のスポットを目指しても十分余裕があると思います。

ひさしぶりに宇治にやってきましたが、新緑が鮮やかな山々があり、宇治川があり、そして風情ある通りがとても魅力的。

自然が多く、視界が広がる感じが気持ち良かったです!

駅周辺だけでなく、少し足を延ばせばもっと素敵なスポットもたくさんありますので、まだ来たことのない方も、お久しぶりの方もぜひお越しください。

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