「花と水の京都」に魅かれて 上賀茂神社の花手水と茅の輪くぐり

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京おぼえ
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2021年初夏の京都。

コロナウイルス蔓延による緊急事態宣言下の中ですが、京都の新たな魅力が発信され始めました。

「花と水の京都」

可愛くてきれいな花手水と、打ち水で浮かび上がるレインアートなどが私たちを出迎えてくれるというイベントです。

常に癒しを求めている私は、今回新たにこのイベントに参加された上賀茂神社へ行ってきました。

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上賀茂神社について

とはいえ、せっかくですので、少しだけ上賀茂神社のことをお話しさせていただきますね。

上賀茂神社は、正式には賀茂別雷神社(かもわけいかずちじんじゃ)と言います。

ご祭神:賀茂別雷神(かもわけいかずちのかみ)
ご神徳:厄除け・方除け・災難除け・開運・家内安全など

神代の昔、神様の間でいろんなことがあって現在の地から北北西のある神山に賀茂別雷神が降臨されました。

そののち、天武天皇の時代には、賀茂神宮が造営され、現在まで続いています

もっとも有名な祭事は、毎年5月15日に行われる京都三大祭りの一つである葵祭、正式には賀茂祭があります。

2020・2021年は、コロナ禍により残念ながら大幅に規模が縮小されました。

来年こそは、王朝絵巻さながらの厳かな行列が見られることを楽しみにしています。

上賀茂神社の詳しいご由緒などは、またいずれお話しますね。

では、美しい上賀茂神社へご案内いたします。

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上賀茂神社一の鳥居から境内へ

賀茂川にかかる葵橋を渡ると、上賀茂神社の鮮やかな朱色の鳥居が見えてきます。

今は、一の鳥居へ続く参道が工事中なので、ちょっと残念な景色になっていますが、それはそれ、さあ境内へ入りましょう。

一の鳥居から見える景色は、なんとも広々として爽やかです。

参道の右には、有名な桜の木が。

今は青々とした葉が茂っていますが、春には見事な桜が私たちを楽しませてくれます。

実は数年前の春、長男がこの上賀茂神社で挙式したのです。

満開の桜のもとで…ともくろんでいたらしいのですが、その年だけいやに寒く、いつもなら見ごろを持むかえている時期だというのに、桜は2~3分咲き。

でもそれ以外はとてもいい結婚式だったので、まあ良しとしていますけれどね。

広々とした参道を歩いて行った先には、神馬舎があります。

つい先ごろ、神馬の交代というニュースを見たばかりだったので、新しい神馬に会えるのを楽しみにしていたのですが、この日は不在。

神馬さん、実はシフト制で出社されているのです。

「なんや、私と一緒やん」

という娘の一言で、神馬のありがた感が…⁉

二の鳥居をくぐると…

神馬舎の後ろには、二の鳥居、その向こうには茅の輪がド~ンと控えていらっしゃいます。

茅の輪くぐり
6月30日ごろに行われる「夏越の大祓」行事の1つで、前半年に知らない間についてしまった厄や穢れを茅で作られた輪をくぐることでお祓いし、無病息災や家内安全を祈願する儀式

私は、半年どころか半世紀分の穢れを清めていただくべく、初めての茅の輪くぐりを娘とともにいたしました。

娘が茅の輪の正しいくぐり方を確認中!

茅の輪の左奥には、細殿、その前には立砂が見えます。

白砂で作られた円錐型の立砂は、神山を象ったものです。

細殿の左にある御朱印受付で、上賀茂神社の御朱印と京都五社めぐりの御朱印をいただきました。

やっぱりきれいな花手水

細殿のちょうど後ろにあるのが、手水舎です。

参拝客は、それほど多くなかったはずなのに、ここだけ人が多い!

多分インバウンド客がいたころに比べたら、全然少ないと思いますが。

少し待ってから、心行くまで花手水を堪能しました。

こちらの手水は、飲むこともできる名水で、ペットボトルに入れて持って帰られる方も多いそうですよ。

本殿へ参拝

手水で手を清めてから、本殿へ向かう途中で娘が引き寄せられるように言ったのが、片岡御子神社(通称片岡社)です。

賀茂別雷神の母神様の玉依姫命がご祭神の片岡社は、縁結び・子授け・家内安全のご神徳があります。

コロナ禍で延期していた結婚式をやっと挙げられた娘は、子授けとかない安全を願いながら手を合わせていました。

改めて、本殿へ。

見事な朱色の楼門と、ならの小川、清々しい緑がどれも美しく、神聖な雰囲気です。

楼門の両側には、珍しい狛丑?が。

とある高校から奉納された”みくじ結び”の丑です

楼門をくぐり本殿へ向かうと一層清々しい空気が流れているようです。

しっかりとお参りした後、授与所をちらっとのぞきました。

可愛いおみくじです!

神様の空間を楽しむ

楼門を出て左の方には木々がうっそうとしています。

ならの小川に沿って歩いていくと、摂社:賀茂山口神社が,その前には渉渓園という庭園があります。

ここでは、平安装束に身を包んだ歌人たちが、和歌を楽しむ「賀茂曲水宴」などが行われます。

渉渓園には、昔々、龍の住む池があったそうで、その池から出た石が「願い石(陰陽石)」としてお祀りされていました。

庭内には、「睦の木」と呼ばれる大きな木もあります。

スダジイというこの木は、300年以上前から根ざし、一つの根から何本も大樹が伸びている様子から、仲睦まじい家族の円満、家内安全を見守っているとされています。

自然のすごさとそれに宿る神を感じるスポットです。

癒しスポット ならの小川

上賀茂神社の境内には、御物忌川と御手洗川が合流し、ならの小川となって静かに流れています。

家族連れで遊ぶ姿や、ゆっくりと散策される方などもよく見かける癒しスポットで、この日も小さな子供たちが、川に入って遊んでいました。

参拝の後は美味しいものを!

上賀茂神社参拝のお土産と言えば、「やきもち」です。

私たちも久しぶりの「やきもち」を購入、自宅でゆっくりといただきました。

出来立ては、やっぱりおいしいですね。

柔らかくてもっちりしていて、大満足。

上賀茂神社 基本情報

上賀茂神社の境内は自由に散策出来ます。

参拝・開門時間は公式サイトでご確認ください。

アクセス
最寄り駅は地下鉄烏丸線「北山」駅ですが、徒歩15分ほどかかりますので、市バス・タクシーなどのご利用をお勧めします。
上賀茂神社アクセスご案内(公式サイト)

「花と水の京都」紹介サイト


京おぼえ散策覚え書
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小春

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