朝夕の冷え込みが強くなってくると、京都周辺の山々は、次第に色づいてきます。
街中にいても、その様子がわかってくると、そろそろ紅葉を見に行かなくては…。
うずいてきてしまうのは、毎年の事。
さて今年は、どこへ行こうか。
定番の嵐山や清水寺もいいけど、ちょっとのんびり紅葉めぐりをしてみたいと思っていらっしゃるあなたへ。
今回は、京都市の東北・左京区修学院周辺のおすすめの紅葉スポットを紹介します。
赤山禅院から修学院離宮へ、そして鷺森神社、曼殊院。
心地いい風の中、どうぞお楽しみください。
赤山禅院(せきざんぜんいん)の紅葉
比叡山の麓にある赤山禅院は、比叡山延暦寺の塔頭で、京都の表鬼門(北東)を守る寺院です。
「方除け」「厄除け」の神様として「表鬼門の赤山さん」と呼ばれて古くから人々の厚い信仰を集めています。
赤山禅院は、通称「もみじ寺」と言われるほどで、紅葉が美しく、特に境内へ続く参道が紅葉に染まる様子は、圧巻です。
境内には、屋根に「猿」が鎮座する拝殿、大きな数珠でできた「念珠の門」など見どころも多く、タイミングが良ければ、可憐な花を咲かせる寒桜と紅葉の競演も楽しめます。
赤山禅院基本情報
参拝時間 9:00~16:30
境内自由
地下鉄烏丸線 「松ヶ崎」駅下車 タクシー7分
叡山電車 「修学院」駅下車 徒歩20分またはタクシー5分
京都市バス 「修学院離宮道 」または「修学院道 」下車 徒歩15分
徒歩15分
バス・鉄道乗り換え案内
修学院離宮(しゅがくいんりきゅう)の紅葉
赤山禅院から南へ歩いて約10分で修学院離宮につきます。
修学院離宮は、後水尾上皇が造営した山荘です。
広大な敷地に、3つの離宮が立ち、それぞれに見事な庭園が見られます。
そのため、すべてを参観するには、1時間20分くらいかかります。
斜面の上り下りも多いため、歩きやすい靴をお勧めします。
紅葉シーズンは、庭園それぞれに美しい紅葉が見られますが、特に大きな人工池・浴龍池(よくりゅうち)・隣雲亭(りんうんてい)がある上御茶屋からの眺めは素晴らしいです。
一般公開はされていますが、参観には事前予約が必要です。
修学院離宮基本情報
参観開始時間 9:00、10:00、11:00、13:30,15:00
定員 各回50名
2021年8月20日現在、コロナウイルス感染予防対策のため、10:00の参観が中止、定員は20名になっています。
18歳以上のみ参観可能
申し込みは、郵送・インターネット・窓口での申し込みができます。
詳しくは修学院離宮公式サイトでお確かめください。
鷺森(さぎもり)神社の紅葉
鷺森神社は、修学院離宮から歩いて約8分の所にある、紅葉の穴場スポットです。
恋愛成就・夫婦和合のご利益がいただけるという「八重垣」の石があります。
境内は、桜や楓が多く、森林浴にもぴったりです。
鷺森神社基本情報
境内自由・拝観自由
曼殊院(まんしゅいん)の紅葉
鷺森神社から徒歩約11分にあるのが曼殊院です。
天台宗門跡の曼殊院は、最近では紅葉の名所としてどんどん有名になってきています。
曼殊院に続く坂道には、曼殊院天満宮・弁天池周辺の紅葉や、勅使門周辺の紅葉がとても美しいです。
また大書院の前には、鶴島と亀島を配した枯山水庭園が広がり、こちらでも優雅な紅葉が楽しめます。
曼殊院基本情報
拝観時間 9:00~17:00(16:30受付終了)
拝観料 一般600円 高校生500円 小中学生400円
まとめ
今回紹介したスポットを全部回った場合の所要時間の目安は3時間から3時間半です。
どちらも紅葉の見ごろは11月中旬から下旬です。
およそ半日の行程だと思っていただければいいかと思います。
全体に山沿いに位置していますので、歩きやすい服装で、時間に余裕をもってお出かけくださいね。
この地域は、京都駅や各主要駅からの便が悪いので、現地に到着するまでがちょっと面倒ですが、時間をかけてお出かけするだけの価値は十分あると思います。
ぜひご検討くださいね。
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