今回は、娘のリクエストで京都御所に行ってきました。
「出水の枝垂れ桜」がお目当てです。
京都御所は、地元に人が多く比較的空いていますので、
ゆっくりとお花見ができる穴場スポットです。
ただ、例年なら見ごろを迎えているはずの桜ですが、ここしばらくの寒の戻りで見ごろには少し早かったようです。
京都御所の春は長いのです
京阪神宮丸太町からぶらぶらと歩いて京都御所へ。
雨は降っていないけれど、風がきつくて寒い。
でも御所に入るとなんとなくすがすがしくて気持ちいいのです。
まだ午前中ということもあり、人もあまり多くなく、娘とおしゃべりしながら歩きます。
京都御所南側の丸太町通りから堺町御門を入り、西に行くと「出水の枝垂れ桜」が見えてきます。
見ごろの桜はあまり多くないのですが、こちらの枝垂れ桜はもうすっかり見ごろでした。
枝垂れ桜の周りだけ人だかりができています。
人だかりと言っても、他の観光地に比べれば、全然少ないので、桜をゆっくりと堪能できました。
最近の京都は、どこに行っても人だらけで嫌になりますが、
普段の京都御所はそんなに混雑していないので、
市民の憩いの場としての役割をまだ持っていてくれるようでした。
ホッと安心。
京都御所の桜は、「出水の枝垂れ桜」以外に1000本以上もあります。
例年ですと、3月下旬には、京都御所の北西にある児童公園の東にある近衛邸址には「糸桜」と呼ばれている紅枝垂桜が咲きだします。
烏丸通りにある中立売門の近くには「車還桜(くるまがえしざくら)」が咲きます。
八重と一重の花が混じって咲くこの花を見て、あまりの美しさに後水尾天皇が御車を引き返させたという逸話からこの名前がついたと言われています。
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4月中旬になると下立売門の東、出水の小川のそばにある「里桜」が八重の美しい花を咲かせます。
およそ1ヶ月近くも京都御所は春を楽しませてくれます。
3月下旬から4月中旬なら、いつ行っても桜を見られる京都御所は、
ゆっくりと春をめでるには、絶好のスポットですよ。
桜を目で楽しんだ後は、香りを楽しみに行きます!
いい香りでちょっと上品な気分に
御所の西側、烏丸通りへ出て南へ下がります。
丸太町通りを渡り、少し歩くとお香の老舗「松栄堂」があります。
松栄堂は、創業300年以上のお香の老舗です。
京都市内には、御所の南、烏丸通りにある本店以外に、
産寧坂・嵐山・京都駅にお店があります。
また、東京・大阪・札幌にも直営店がありますので、
もしかしたらあなたもご存じかもしれませんね。
久々のオフなので匂いを求め松栄堂本店に来ました。 pic.twitter.com/xnt9mwxCUv
— (( T . K ) d(rum )) (@anvientk) October 18, 2017
いい香りに誘われてちょっと寄り道してみました。
可愛らしい匂い袋から、とっても高級なお香や香立て、香炉などが販売されている雰囲気のいいお店でした。
お店の隣には「薫習館(くんじゅうかん)」という香りを体験できるスペースがあります。
香りを体いっぱいで感じるかおりBOXやお香の歴史や種類を紹介いしてくれる映像などがあり、普段あまりなじみのないお香について興味を持てる空間が広がっていました。
お香に興味のある人は、一度寄ってみては?
いい香りのおすすめを紹介!
松栄堂本店
営業時間 9:00~18:00
年中無休(年末年始を除く)
薫習館
営業時間 10:00~17:00
不定休
松栄堂を後にすると、烏丸二条を東へ歩いていきます。
おしゃれなブックカフェ Cafe Bibliotic Hello!
娘が前から行きたかったおしゃれなカフェがあるというのでおばさんも行ってみました。
たしかにおしゃれだ。
おばちゃんが入るのには、少し勇気がいりました。
町家を改装してカフェにしているのでしょう、大きな梁が昭和チックでいい感じです。
壁一面の本棚には、料理の本や観光の本など種々雑多なのに、なんだかいい雰囲気です。
これまたおしゃれなチーズケーキとミルクティーをいただいて、
冷えた体を温めました。
外国人のお客さん率がすごく高い!
ゆっくりしたいところだけど、休日だけあって人が次々に入ってきます。
長居していると申し訳ない気持ちになる人のいい(?)私たち母娘は、ちゃっちゃとケーキを食べてお店を出ました。
出来れば平日にゆっくりと読書をしながら、ミルクティーを飲みたいですね。
【Cafe Bibliotic Hello! 】@京都
バナナの木のある図書館のようなカフェ☆落ち着く雰囲気で開放感があるお店になっています♪パンもおいしくて、一回は訪れておきたいお店♡ https://t.co/3HqPtff2zL pic.twitter.com/Z8GWC29p1o— おしゃれカフェ♡LOVE (@cafelalove) 2019年4月1日
営業時間 11:30~23:00(ラストオーダー)
不定休
本能寺に武将が?!
カフェを出て、寺町通りへ出ると南へ下がります。
御池通りを渡り、本能寺の前までくると、武将さんに声をかけられてドキッとしました。
何かと思って近づくと、
「ここの紐をくくってください」
鎧の二の腕の辺りの紐がほどけてしまったけれど、自分でくくりにくいのでとお願いされたのでした。
しっかりと蝶々結びをしてあげて、記念撮影をさせてもらいました。
この武将さんは、とても身軽で、こんなこともしてくれたんです!
すごい!
この武将さんは、織田信長さんでしょうか。
なんて身軽で明るい信長さんでしょう。
明るい信長さんに誘われるように本能寺境内に入ってみました。
本能寺には、織田信長の墓があります。
信長の三男信孝が建てたもので、信長の墓の隣には本能寺の変で討ち死にした家臣たちの墓もあります。
ですが、織田信長の死体は見つからなかったと言われています。
ですので、信長の墓はありますが、遺骨はあるのかどうかは定かではありません。
本能寺の変は、謎が多いために、多くの伝説があり、そのために本能寺の変を題材にした小説や映画も数多いですね。
こちらは私のお気に入りです。
奇想天外ですが、じ~んとなる場面もあり、面白かったです。
本能寺境内には、あまり人がいなくてゆっくりと参拝できました。
そして
本能寺内の桜と桃もとてもきれいでした。
本能寺 参拝時間 6:00~17:00
ちなみに現在の本能寺は、織田信長が明智光秀に討たれたときの本能寺とは違う場所に建っています。
本能寺の変で焼け落ちた後、豊臣秀吉が立て直す時に今の場所に移動したのです。
元の本能寺があった場所は、元本能寺という住所になって残っています。
本能寺から新京極を通り、今日のデートはおしまいです。
おしゃれすぎるカフェでランチを頼めなかった私たちは、スーパーでお昼ごはんを買って帰りました(^^♪
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