ヘルシーフードの代表的な食品の1つ、梅干し。
その効能はさまざまですが、最近特に話題になっているのは、梅干しを加熱したときのダイエット効果です。
ただでさえ健康的な梅干しが、加熱するだけでとっても優秀なダイエット食品に変身!
まさに一石二鳥、いえ三…四…五鳥くらい得した気分です。
とはいえ、疑り深い私は、本当にそんなありがたい効果があるのか、いろいろと調べてみました。
焼梅干しのダイエット、気になっている方はぜひ最後までご覧ください!
焼梅干しのダイエット効果とは?
焼梅干しには、どのくらいダイエット効果が期待できるでしょうか。梅干しを加熱することで期待できる効果について詳しく紹介します。
脂肪燃焼を促進させる
梅干しに含まれるクエン酸・バニリンという成分は、脂肪燃焼を促進する効果があると言われています。
特にバニリンは、小腸で吸収されて脂肪細胞を刺激することで、脂肪が燃焼しやすくなるということがわかっています。
また、バニリンによく似たバニリングコシドという成分も梅干しに含まれているのですが、このバニリングコシドは加熱するとバニリンに変化するのです。
バニリンが増えるということは、脂肪燃焼効果がアップするということなのです!
普通に食べても脂肪燃焼効果が期待できるですが、梅干しを温めた方がダイエットには効果があります。
血流改善でむくみや冷えも解消
梅干しに含まれるクエン酸は、加熱することでムメフラームという成分に代わります。
ムメフラームには、血流の改善、血圧の凝固を抑えるなどの働きがあります。
クエン酸自体にも血流改善の働きがありますが、加熱すればその効果はもっと増えるということです。
血流が改善することで、むくみの改善や冷え性の改善のほか、生活習慣病の改善にも一役買ってくれるので、ダイエットだけでなく健康のためにも梅干しはおすすめなのです。
デトックスで美肌効果もばっちり!
クエン酸には、血流改善効果の他に、腸の働きを活発にするという効果もあります。
便秘や腸内環境の改善にも効果的で、新陳代謝も活発になりますので、美肌効果も期待できます。
もちろんデトックスでダイエットにも一役買ってくれるはず。
アンチエイジング
梅干しには、梅リグナンという高い抗酸化作用があるポリフェノールも含まれています。
ポリフェノールは、細胞の酸化を防ぐ働きがあるため、アンチエイジング効果も期待できるのです。
ダイエットだけじゃない梅干しの効果
健康食品としてもよく知られている梅干しは、もちろんダイエット以外のさまざまな効能が期待できます。
簡単に紹介すると
- 疲労回復
- 食欲増進
- インフルエンザ予防
- 血糖値上昇防止
- 食中毒予防
- ピロリ菌の運動抑制効果
- カルシウム吸収率アップ など
食べなければ損!というくらいの効果の数々です。
戦国時代には、武士が携行食として戦場に持ち歩いていたとも言われますが、これだけの効果があれば納得ですね。
さて、本題に戻って、次は焼梅干しダイエットの方法について紹介しましょう。
やり方はとっても簡単ですから、ぜひぜひお試しあれ。
焼梅干しダイエットの基本的なやり方
基本的な焼梅干しダイエットの方法は、
加熱した梅干を1日に3粒食べる
これだけです。
なんて簡単!
でもせっかくなので、おすすめの食べるタイミングや梅干しの加熱方法も紹介しますね。
焼梅干しを食べるタイミング
食べるタイミングはいつでもOKです。
ただ、3粒一度に食べるのではなく、朝昼晩など3回に分けて食べましょう。
食前食後のどちらでも効果は変わりません。
大事なのは、毎日継続して食べることです。
私は、朝一番のお白湯に入れたり、食後の番茶に入れたりして食べることが多いです。
跡で紹介しますが、梅干しは、そのまま食べてもアレンジして食べても大丈夫。
毎日食べるとなると、やっぱり少し工夫した方が飽きませんからね。
焼梅干しの作り方
焼梅干しとは言いつつ、必ずしも焼かなくても良いのです。
肝心なのは、加熱すること。
具体的には次のような方法があります。
オーブントースターで焼く
アルミホイルに包んだ梅干しをオーブントースターに入れて10~20分加熱します。
こげないように注意してくださいね。
フライパンで焼く
油を引かずに梅干しを弱火でじっくり焼きます。
こげないように気を付けて。
レンジで加熱する
電子レンジで加熱する方法が最も簡単です。
目安は3粒を500Wで45秒から1分ですが、加熱しすぎると梅干しが破裂してしまうので、目を離さないようにして、気を付けましょう。
焼梅干しは、冷めても効果が変わりませんので作り置きもおすすめですよ。
おすすめの梅干しは?
焼梅干しにする梅干しは、基本的にはどんな梅干しでも良いのですが、塩分が気になる方は減塩タイプがおすすめです。
糖分が気になる方は、はちみつ漬けも避けた方が良いでしょう。
ちなみに、1日の塩分摂取量目安は、成人男性で7.5g未満、成人女性で6.5g未満となっています。
焼梅干しのおすすめレシピ
毎日食べるためにはひと工夫も必要ですよね。
こちらでは、おすすめの簡単焼梅干しの食べ方を紹介します。
食前食後の一杯に焼梅干し茶
先ほども少し触れましたが、一番簡単な焼梅干しのアレンジは、白湯やお茶に一粒入れるだけ焼梅干し湯や焼梅干し茶です。
朝一杯の白湯には、消化を助けたり、便秘を改善したりという効果があると言われています。
その白湯に焼梅干しを入れれば、効果倍増が期待できます。
また、カテキンたっぷりのお茶に焼梅干しをプラスする方法も気軽に梅干しが食べられます。
もちろん焼梅干しを入れた白湯やお茶は、しっかりと飲み干してくださいね。
焼梅干しのトッピングとあえ物
焼梅干しをほぐしてトッピングに使うことで、いろいろな付け合わせができます。
納豆に
梅干しのほぐしたものとかつお節を軽く混ぜて納豆にトッピング。
さっぱりした味で食べやすくなります。
ご飯に納豆と梅干、青しそ、かつお節、しらすなどを乗せれば、簡単ヘルシー朝食の出来上がり!
オニオンスライス
ほぐした梅干しとかつお節をマヨネーズであえたものをトッピング。
とってもヘルシーで食べやすい簡単おつまみの出来上がりです。
蒸し鶏
ダイエットの味方・蒸し鶏と梅干しは、相性ピッタリです。
梅干しをそのままトッピングするだけでも良いですが、青しそや水菜をプラスすれば、彩りもきれいな一品になります。
きゅうりと
夏におすすめのひと品が、きゅうりの梅おかかあえです。
青しそとかつお節を梅干しとあえて、小口切りにしたきゅうりに混ぜるだけ。
冷蔵庫で冷やしておけば、食欲がない時でも食べやすいですよ。
優しい梅干しスープで風邪退治
寒い冬にぴったりの梅干しスープです。
小鍋に和風だし(お好みの量で)、焼梅干しとおろししょうが、小口切りにしたねぎを入れて軽く日に書ければ出来上がり。
仕上げにとろろ昆布を乗せても美味しいですよ。
いわしの焼梅干し煮
いわしのしょうが煮に焼梅干しを入れれば、梅風味のおいしいいわしの煮つけになります。
材料
- 頭とはらわたを取ったいわし 4尾
- 焼梅干し(減塩か無塩) 2個
- 土生姜の千切り 1/4程度
@煮汁
- 水 150㎖
- 酒 大さじ2
- しょうゆ 大さじ2
- みりん 大さじ2
- 砂糖 大さじ1
作り方
- 煮汁の材料を全部鍋に入れて火にかける
- 煮汁が煮立ったら、いわしと土生姜、ほぐした焼梅干しを入れる
- 落し蓋をして、弱火でコトコト20分程度、煮汁がほぼなくなったら出来上がり
いわしは骨まで食べられるくらいに柔らかくなるので、カルシウムもたっぷり摂れますよ。
終わりに
今回は焼梅干しダイエットについて紹介しました。
毎日たった3粒、焼梅干しを食べるだけ。
超簡単なダイエット方法ですから、だまされたと思って一度試してみてください。
もしもダイエットできなかったとしても、健康にはなっているはず。
私も挑戦中なので、効果のほどは、後日報告します!
コメント