大阪からフェリーさんふらわあで鹿児島の志布志へ。
到着したのは、朝の9時前です。
大阪発のフェリーに乗船する午後6時までの約9時間の鹿児島滞在です。
志布志に住んで約一年の長男の案内で志布志から鹿野を周りました。
短時間の観光でしたが、もう帰りたくなくなるくらいに癒されました。
今日は、そんな大隅半島の癒しスポットやインスタ映えのお店など、わたしのおすすめを紹介します。
大隅半島の場所と特徴
まずは、大隅半島の場所を確認しましょう。
鹿児島県には鹿児島湾(錦江湾)を挟んで二つの大きな半島があります。
大隅半島は東側にある半島で、桜島とは陸続きになっています。
鹿児島市は西の半島(薩摩半島)にあります。
自然豊かな大隅半島
比較的温暖な気候の大隅半島は、絶景スポットが多く、夕日の素敵な場所やマイナスイオンたっぷりの滝など大自然との触れ合いが楽しめる地域です。
また、温泉も多く日々のストレスから解放されてゆったりまったりできる場所も沢山あります。
ただ、電車などの交通機関はほとんどありませんので、大隅半島を思う存分楽しむには、余裕のあるスケジュールを考え、レンタカーで回るのがおすすめです。
では、早速大隅半島を巡ってみましょう!
道の駅 たるみず湯っ足り館
志布志から1時間半足らずのドライブで桜島の勇壮な姿が見える「道の駅たるみず湯っ足り館」に到着しました。
この日は雨がちの天気だったので、桜島はふもとの方が見える程度でした。
残念!
晴れていればこんな感じです
物産館には、「ぶり大将」や「桜勘(おうかん)かんぱち」などのブランド魚や地元の特産品が数多く並んでいます。
野菜などもとても安くて、思わず買ってしまいました。
夫のお土産にはカンパチです。
こちらから自宅に配送していただけるので、お土産はすべてクール便でお願いしました。
物産館の奥には、錦江湾と桜島を見ながら食事ができるスペースがあります。
少し早かったのですが、これが目当てだった娘と運転手をしてくれている息子と共に海鮮丼に舌鼓を打ちました。
[道の駅たるみず湯っ足り館]には、天然温泉も併設されています。
男女別の内風呂や露天風呂からはもちろん桜島が見えます。
外にはかけ流しの足湯があります。
ちょうど晴れ間が出たタイミングで、足湯を楽しみました。
足だけなのに、すごく気持ちが良くて、しばらく浸しているとふくらはぎから下だけがつるつるになってきます。
時間があれば、もっとゆっくりしたいところでしたね。
営業時間 9:00~19:00
温泉入浴料 350円
「マミーズカフェ」
道の駅たるみず湯っ足り館の向かいには、真っ赤なコンテナがひときわ目立つカフェがあります。
野菜ソムリエの店長さんが地元産を中心とした野菜やフルーツで作る生ジュース・スイーツが人気です
営業時間 10:00~18:00
荒平天神
道の駅たるみず湯っ足り館から国道220号線を南へ30分ほど走ると、荒平天神があります。
小さな岬の上にある小さな神社ですが、学問の神様・菅原道真が祀られている由緒ある神社なんですよ。
火山灰を含んた白砂と赤い鳥居、美しい青い海のコントラストがとてもきれいで、特に夕日が落ちる頃の風景はとても幻想的になるそうです。
車に乗っている間振っていた雨が、またまたタイミングよく止み、お日様まで出てきてくれたので、しっかりとお参りできました。
鳥居をくぐり石段を登ろうとすると、なんだかざわざわしています。
「ふなむしや~」
息子がぼそり。
まっくろくろすけのように、私たちが石段を上るたびに端の方にさわさわと逃げていきます。
↑ ↑
ロープを手繰りながら本殿へ
娘は「こわい~!」と言いながらもしっかりとお参りしました。
荒平天神は、満潮時には海に浮かんでいるように見えるとても美しいパワースポットです。
大隅半島を回るなら、必ず寄っていただきたい場所ですね。
南風ガーデン
こちらは、小説家で詩人の郷原茂樹氏が、四季を楽しむために作ったプライベートガーデンでした。
現在では、(株)大隅半島農林文化村の管理下となり、自由に無料で入ることができます。
ですがこの時、雨が強くなってきたために入園は断念しました。
南風ガーデンに隣接してあるのが、南風農菓舎デザートハウスです。
自家農園で自然栽培したハーブやフルーツを使ったお菓子を専用の工房で作っています。
持ち帰りもできますが、可愛いテラスで食べることもできます。
メニューは、飲み放題の手作りケーキセット900円のみです。
飲み物は、セルフで作るハーブティーとオリジナルジュースなどです。
こちらのお店は、銀座にもお店がある有名なスイーツショップですが、私たちがお邪魔したときは、他にお客様はいなくて、貸し切り状態でした。
ハーブについては何の知識もありませんでしたが、それぞれのハーブの特徴などが丁寧なメモに書かれていますので、思いのほか美味しいハーブティーを作ることができました。
デザートハウスを出て左に行くと南風ガーデンの入り口があります。
中には、山道遊歩道やハーブ苑、恋占いの石などがあり、季節ごとの花を楽しむことができます。
南風ガーデン 公式サイトはこちら
開園時間 11:00~16:00
デザートハウス
営業時間 11:00~18:00
水曜定休
かやのばら園
広大な敷地に3万5千株のばらが植えられた日本最大級のバラ園です。
春と秋にはバラの香りに癒され、他の季節にもアジサイやコスモスなどの花を楽しむことができます。
園内には、温室もあり、季節を問わずバラを楽しめる施設になっています。
かやのばら園 公式サイトはこちら
開園時間 9:00~16:30
月曜日 休園(祝日は開園)
鹿屋航空基地史料館
鹿屋市にある海上自衛隊の史料館です。
自衛隊や海軍の歴史や特攻隊について学べる貴重な場所で、「永遠の0(ゼロ)」の舞台となったところです。
屋外展示には、海上自衛隊で使われていた飛行機やヘリコプターが展示されていましたが、私が印象に残ったのは、魚雷です。
間近で見る魚雷は、とても生々しく、これでどれだけの人を死に至らしめるのかと思うと、胸が締め付けられるような気持になりました。
館内は、無料で入場できます。
零戦の復元機は、圧倒されるような迫力でした。
じっくりと見学していくと最後に特攻隊の展示コーナーがありました。
特攻で散った若者たちの写真がずらっと並び、ご両親にあてた手紙が展示されていました。
少し読んではみたのですが…
哀しすぎて読めません。
子どもたちも、辛すぎるといいます。
「命を懸けて守ろうとした国の今の姿をこの人たちが見たら、
どう思うのだろう」
「私たちは、この人たちに恥ずかしくないように生きているだろうか」
「戦争というものは、こんな悲劇をどれだけ作ってしまったのだろう」
いろいろなことを考えた時間でした。
鹿屋航空基地史料館 公式サイトはこちら
開館時間 9:00~16:30
神川大滝公園
神の川周辺には7つの滝が点在していますが、
最も大きい神川大滝は、高さ25m、幅30mの大迫力です。
公園内には、林間広場・遊具・親水広場などもあり、家族連れでも楽しめます。
神川大滝を上からの全景が楽しめる「にじのつり橋大滝橋」には、遊歩道から以外にも車でも行けます。
雄川の滝
大河ドラマ「西郷どん」のオープニング映像に出たことで有名になった雄大な滝です。
約100台分の専用駐車場から遊歩道を1.2㎞ほど歩くと、エメラルドグリーンの滝つぼと高さ46m・幅60mの滝が目の前に広がります。
マイナスイオンをたっぷりと浴びることができるパワースポットですが、勾配のきついところもありますので、少しきつい人もいるかもしれませんね。
動きやすい服装で、足元もしっかりした靴を履いた方が良いでしょう。
「西郷どん」のオープニング、気になります?
そんな時は、配信ドラマでチェックしちゃいましょう!
大隅半島巡りまとめ
今回は、日帰りでも行ける大隅半島のおすすめスポットを紹介しました。
美しい景色に癒され、歴史と向かい合い、温泉でまったり疲れを取る。
欲張りな1日を過ごせる大隅半島。
時間に追われる毎日を忘れて、
思い切りリフレッシュできます。
「今度は絶対晴れの日に巡ろう!」と子どもたちと約束して
フェリーさんふらわあに乗船しました。
あなたも日々の疲れをいやしに、大隅半島へ行ってみてくださいね。
おまけ
志布志みなとまつりの花火です。
海に浮かぶ花火はとても美しく、雄大です。