京の寺社

「頭の観音さん」今熊野観音寺は四国八十八ヶ所巡りもできる!

泉涌寺山内にある今熊野観音寺は、真言宗泉涌寺派の寺院で「頭の観音さん」として京都市民によく知られています。 四季折々の自然が美しく静かな境内は、騒がしい世間から離れて心が洗われるようです。 周辺には泉涌寺、少し歩くと東福寺がある観光地でありながら、落ち着いた空間を保っている観音寺は、人込みから逃げて...
Books

おすすめです! 「縁見屋の娘」このミス大賞 優秀賞

久しぶりの更新です。 何か忙しくてゆっくり書く暇がなかったのですが、 どうしてもおすすめしたい本があったので、 何とか時間を作って書いています。 2016年第15回『このミステリーがすごい!』大賞の 優秀賞に選ばれた作品です。 「京の縁結び 縁見屋の娘」 三好昌子 京の口入業屋 「縁見屋」の一人娘、...
京の寺社

これが見たかった! 城南宮の鮮やかなツツジと上品な藤の競演

今年は例年になく超早い桜の開花で3月の中旬ごろから、心が逸り何となく忙しい春になっています。 そして桜に続き、ツツジと藤の花まで開花が早まっているようです。 いつもなら、仁和寺の桜が満開になるころなのに…。 その上コロナ禍ということもあり、もはや今年のツツジはあきらめようかと思っておりましたが、青空...
Books

「だれもが知ってる小さな国」懐かしいコロボックルに再会できる素敵な一冊

私の大好きな作家有川浩さんが、コロボックルの物語を描くと聞いた時から楽しみにしていました。 「だれもが知ってる小さな国」 期待通りの素敵な物語です。 すでにコロボックルを知っている方も、まだ知らない方も、ぜひこの本で心温まる世界へいらしてください。 「だれもが知ってる小さな国」ってどんな話? 物語の...
京の寺社

京都 藤森神社と伏見稲荷大社の不思議な関係はお神輿に隠されている!?

毎年5月1日から5日は京都深草・藤森・稲荷地域では藤森神社のお祭りと伏見稲荷大社のお祭りでにぎわいます。 我が家も子供が小さなころに藤森祭りのお稚児さんや鼓笛隊に参加させてもらっていました。 その頃から不思議に思っていたのは、藤森神社のお神輿が必ず伏見稲荷大社に立ち寄ることです。 お神輿や武者行列の...
下京区

市比賣神社は女人守護のパワースポット 女神さまに会いに行こう!

市比賣神社(いちひめじんじゃ)は、京都駅の北、七条河原町と五条河原町の中間あたりの少し入ったところにあります。 ビルとビルの間にある小さな神社ですが、京都では有名な女人厄除けの神社です。 今日は、女性の強い味方、市比賣神社を紹介します。 市比賣神社の由緒 市比賣神社は、桓武天皇による平安京遷都に伴い...
二十四節気・雑節

二十四節気の『雨水』とは?由来や風習、京都の行事を紹介!

『雨水(うすい)』は、2月19日ごろから3月5日ごろの期間を言います。 立春が過ぎ、少しずつ春が近づき、ほっとするような暖かさを感じることもあります。 雨の水と書く『雨水』とはどんな時期なのでしょうか。 雨水の意味と時候 「冬の間降り積もった雪や氷が解けて水となり、雪は次第に雨に変わるころ」という意...
京の寺社

皇室ゆかりの安楽寿院 伏見の竹田は平安貴族の別荘地だった

京都の南、伏見区竹田にある安楽寿院は、鳥羽上皇が造営したお堂が起源となった寺院です。 現在は、名神高速道路の京都南インターチェンジや近鉄竹田駅、京セラの本社ビルなどが建つ竹田地域ですが、平安時代には、隣接する鳥羽周辺の地域とともにとても風光明媚な土地でした。 今回は、そんな美しい景色の中に建てられて...
Books

『悪霊列伝』永井路子 怨霊になった人々の物語

永井路子さんの『悪霊列伝』を読了。 平安時代を中心に怨霊となった人々の生き様や思い、その背景を描いています。 『悪霊列伝』を読んで 今や学問の神様として、崇敬されている菅原道真をはじめ、 崇道天皇(早良親王) 吉備聖霊 不破内親王姉妹 伴大納言 左大臣顕光 この6人がなぜ怨霊として恐れられたのか、そ...