京都・花見の穴場!西陣周辺でゆっくりと桜見のひととき

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水火天満宮 桜 上京区
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いつもなら、お花見で京都はどこも多くの人でにぎわっているはずでしたが、2020年はコロナウイルスの影響で十数年前の静かな京都に戻っています。

桜の名所はどこも例年にない静けさで、寂しい一面、落ち着きますが、やはり京都は観光していただいてこその町です。

(もちろんここ数年の異常なまでの人の多さにはうんざりでしたが)

さて今回は、西陣方面へ行ってきました。

妙顕寺・本法寺、そしてずっと行きたかった水火天満宮です。

沈みがちな心が少しでも明るくなりますように、桜の写真をたくさんご覧くださいね。

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妙顕寺の境内は桜だらけ

初めに訪れたのは、妙顕寺です。

妙顕寺は、1321年(元亨元年)に創建された、京都で最初の日蓮宗の寺院です。

江戸時代の芸術家尾形光琳や酒井抱一などの琳派と深い結びつきがあり、寺院内には多くの作品が残されています。

では、境内へ参りましょう!

妙顕寺の桜はとっても社交的⁉

鞍馬口方面から南へ、妙顕寺に向かい歩いていると、遠くからでも桜が美しく咲いているのが見えます。

本当なら山門から入るべきなのですが、桜が「早くおいで」と言ってくれるので(?)西側横の出入り口から入りました。

入ってすぐ南側にある鐘楼脇には見事な桜がお出迎え。

妙顕寺

方向を変えてもう一枚!

妙顕寺

実際はもっときれいですが、私の腕では表現しきれません😿

ひとしきり桜を堪能した後、方丈内の拝観です。

妙顕寺

室内からの桜も素敵

拝観受付と御朱印の授与をお願いしてから、ゆっくりと堂内を拝観します。

大本堂へ向かう途中の部屋には、現代アーティストによる芸術作品が展示されていました。

ふと振り返ると、美しく上品なお庭(四海唱導の庭)

妙顕寺

濃いピンクの桜がひときわ美しく映えます。

妙顕寺

大本堂側から見るとこんな感じです。

妙顕寺

じっくりと桜を楽しんだ後は、「光琳曲水の庭」を拝見しました。

妙顕寺

桜はありませんが、松が圧倒的な存在感でした。

妙顕寺の御朱印

拝観後に御朱印をいただき、もう少し境内の散策をしました。

妙顕寺御朱印

参拝の人はとても少なくて、ゆったりした気持ちで桜を観ることができます。

真ん中の棒がじゃま!

こんなに落ち着いたお花見は、久しぶりです。

コロナウイルスは困るけれど、まったりとできる今の京都の環境はありがたいですね。

次は妙顕寺から西へ歩いて5分ほどの本法寺です。

 

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本法寺の桜は絵になる!

妙顕寺を出て西へ少し歩くと、小さな公園が見えてきます。

公園の桜がまたとても見事で、毎日お散歩がてらお花見ができるご近所さんが羨ましかったです。

その公園の角を北に向かうと、情緒たっぷりの石畳の街並みにびっくり。

少しミニサイズの花見小路のような雰囲気です。

この道を北へポチポチ歩いていくと、右側に立派なお屋敷が見えてきます。

不審庵

千利休の茶室不審庵でした。

残念ながら非公開、でもなかなか興味深い…。

不審庵

そのままもう少し北へ歩くと、本法寺が見えてきます。

これは、北側から撮った写真です

山門越しの桜からすでにフォトジェニック

本法寺の仁王門前にたつと、門の向こうの桜が額縁に入った絵のように美しく見えます。

本法寺

しばらくたたずんでその美しさを味わってから、境内へ。

近くで見てもやっぱりきれいです。

参道の右手には摩利支天堂

ここも桜がきれいです!

本法寺 摩利支天堂

参道を奥へ行くと、右に多宝塔が見えてきます。

本法寺

多宝塔の周囲に咲いている桜も見事!

本法寺

多宝塔の向かい側には本堂、その左には、本阿弥光悦翁手植えの松があります。

本法寺

本法寺には、本阿弥光悦の作品が数多く所蔵され、光悦が作庭した庭(巴の庭)も見どころになっています。

せっかくですので、桜と共に堂内も拝観してみました。

大迫力の「佛涅槃図」がすごすぎる!

本法寺には、 長谷川等伯の「佛涅槃図」が所蔵されています。

通常は、複製が展示されているのですが、毎年この時期(3月14日~4月15日)は真筆を見ることができます。

詳しくは公式サイト

縦約10m×横約6mもある涅槃図を見上げると、首が痛くなっちゃいます。

大きすぎて上の方は見えにくいので、吹き抜けの2階からも見られるようになっています。

こんな大きな作品を描くのに、いったいどれだけのエネルギーがいるんだろう…。

芸術家の集中力とパワーが迫ってくるようで、圧倒されました。

芸術の力を感じた後は、静かにお庭の観賞をしました。

本法寺

でも「巴の庭」は、秋の方がきれいかも。

お目当ての御朱印もいただきました

拝観後、本法寺さんの御朱印をいただいたあと、

本法寺御朱印

本法寺の塔頭尊陽院へ。

尊陽院は月ごとに代わる可愛い御朱印が有名です。

今回は、早く明るい世の中に戻るようにと思いがこもった御朱印をいただいてきました。

尊陽院御朱印

見ているだけで笑顔になりそうな幸せな御朱印です!

幸せな心持ちで本法寺をあとにしました。

桜のシャワーも幸せいっぱい!水火天満宮

最後は水火天満宮です。

本法寺を出て北へ歩いていくと、公園が見えてきます。

その公園の奥に水火天満宮があります。

公園側から見るとこんな感じです。

水火天満宮

既に桜があふれています。

中に入るといきなりピンクのしだれ桜が真上に!

「これが噂の桜シャワーか!」

心の中で叫びながら、おしとやかに桜を愛でました。

水火天満宮

癒しの桜、感じていただけましたか?

水火天満宮は、堀川通りに面していますが、境内はさほど広くありませんので、お花見の穴場的な存在でした。

水火天満宮

堀川通りから見た水火天満宮です

最近では少し有名になり、この日も10人ほどの方が写真を撮っておられました。

来年は朝早めに来ないとゆっくり見られないかもしれません。

だって、コロナが落ち着いて京都に観光客さんが(適度に)戻ってきてくれているはずだから!

終わりに

京都を巡るときは、たいてい公共交通機関を利用しますが、今回はコロナ対策として自家用車を利用しました。

車を降りてからは、自宅近くをお散歩するのと同じような感じで、人込みもなく濃厚接触もありませんでした。

マスク着用・アルコール消毒スプレーも持参のうえのお花見でしたが、やっぱり桜を見ると心が晴れます。

これ以上コロナウイルスが蔓延しないように、自粛はとても重要ですが、 心が疲弊してしまっては免疫力が落ちてしまいます

この記事を見てくださった方が、少しでもほっこりしていただけたら、とてもうれしいです。

もう少し、もう少し、頑張りましょうね!

追記 コロナウイルス蔓延から開けて

2023年5月にコロナウイルス感染症が5類に引き下げられ、やっと以前のような生活に戻りつつあります。

この1年ほどは、4年ぶりの○○というイベントも多く、海外からの観光客もすっかり元通りの様子。

京都も以前の混雑ぶりに輪をかけた騒々しさという一面もあり、うんざりと懐かしさとで複雑な気持ちです。

でも西陣方面は、まだ穴場としての魅力は十分残っています。

何やかやと、毎年のように訪れてしまうこのエリア。

次の春もゆったりとお花見をしてみたいと、思っています。

 

上京区京の寺社京歩き春(3月~5月)
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