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『神様の御用人』いろんな神様に会える癒し系ファンタジー

『神様の御用人』は、浅葉なつさんの人気シリーズです。舞台は京都。ですが、主人公は神様の御用のため、京都以外へも出かけていきます。神社好きの浅葉さんならではの神様への愛情が感じられる優しいファンタジーでした。読み終わった後はほんわりとした温かみが残る感じ。ストレスがいっぱいの昨今、おすすめの一冊です。...
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『リボルバー』原田マハ ―芸術が過去と現在を交差させる。絵画から導き出される真実とは―

原田マハ『リボルバー』あらすじフランスの小さなオークション会社、「CDC(キャビネ・ド・キュリオジテ)」に勤める高遠冴。パリ大学で美術史の修士号を取得した彼女は高額の絵画取引に携わりたいと願っていた。そんなある日、冴の元に一丁の錆びたリボルバーが持ち込まれる。それは「フィンセント・ファン・ゴッホの自...
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『愛なき世界(上)(下)』三浦しをん ―情熱という名の愛に突き動かされる青春小説―

三浦しをん『愛なき世界』あらすじと主な登場人物あらすじ洋食屋の見習いである藤丸陽太は、恋愛・生殖に興味ゼロの院生・本村紗英に恋をする。本村は、殺し屋の雰囲気を帯びた教授やサボテン一筋の後輩男子など、個性豊かな仲間に囲まれ日々、シロイヌナズナの葉の研究に没頭中。植物が恋のライバルとなった藤丸の想いは花...
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『女子的生活』坂木司 ―可愛く強く立ち向かう!元気が出るガールズストーリー―

坂木司『女子的生活』あらすじ都会で念願のガールズライフを送るみき。毎日オシャレして、自分好みの部屋に住み、ブラックだがアパレル勤務。「ここに“小川”って奴が住んでるって聞いたんですけど」みきの住むマンションにある日、1人の不審な男がやってくる。女のマウント合戦、毒親にモラハラ____生きづらさを感じ...
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『朽ちないサクラ』柚月裕子 ―一気読み必至のミステリー!真実の先にあるものは希望か絶望か―

柚月裕子『朽ちないサクラ』あらすじと主な登場人物あらすじ「慰安旅行に行くために被害届の受理を先延ばしにした結果、ストーカー殺人を未然に防げなかった」と新聞にスクープされ、対応に追われる泉。一体誰が情報を漏洩したのか。新聞記者の親友・千佳が裏切ったのか。「信じてほしい。私じゃない」という千佳もまた遺体...
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『今宵も喫茶ドードーのキッチンで。』標野 凪 ―頑張りすぎなあなたの心をほぐす一冊―

標野 凪『今宵も喫茶ドードーのキッチンで。』あらすじ住宅地の奥でひっそり営業している、おひとり様専用カフェ『喫茶ドードー』。この喫茶店には、頑張っている毎日からちょっとばかり逃げ出したくなったお客さんが、ふらりと訪れる。目まぐるしく変わる世の中で疲れた体と強ばった心を、店主・そろりの美味しい料理が優...
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『もしも徳川家康が総理大臣になったら』とにかく面白い!そして考えさせられます

新聞広告で気になっていたこの本、やっと手に入れることができ、さっそく読んでみました。歴史人物が活躍するというから、堅めのファンタジーかと思っていたら大間違い!すごいスピード感に巻き込まれて、一気に読了しました。今回は、日本人ならみんなに読んで欲しいと思える素晴らしい本の紹介です。あらすじを少しだけ始...
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『花咲家の人々』風早の街で起こる小さな奇跡とちょっと不思議な人々のお話

『花咲家の人々』は、村山早紀さんが書かれている風早街に住んでいる花咲家の人たちにまつわるお話が詰まった一冊です。村山さんは、風早街の物語を20年以上も書かれているのですが、私はこの本が「初めまして」でした。今日は、心が温まる優しいお話がたっぷりの『花咲家の人々』を紹介します。『花咲家の人々』あらすじ...
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『すべての神様の十月』八百万の神々と人間の優しい触れ合いが心地よいお話

今回紹介する本は、小路幸也さんの『すべての神様の十月』と言う短編集です。優しい神様と人間とのふれあいに心が温かくなるお話が詰まっています。神様ってきっといるんだな、そんな風に思わせてくれる素敵な小説でした。あらすじ帆奈がバーで隣り合ったイケメンは、死神だった?!死神はこれまでに幸せを感じたことがない...
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あさのあつこさんの時代小説 「弥勒」シリーズはハマる!

『バッテリー』や『ガールズ・ブルー』『The MANZAI』などが有名なあさのあつこさんですが、私が初めて読んだあさのあつこさんの本は今回紹介する「弥勒」シリーズです。「あさのあつこさん、時代物書いてるんや。どんな感じかな?」なんて軽い感じでパラパラめくったのですが、始まりの一行からぐんぐん入り込ん...