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白川紺子さんの『下鴨アンティーク』を読めばもっと京都が好きになる…かも!

『下鴨アンティーク』は、白川紺子さんが書かれた京都下鴨に住む野々宮家の人々を中心に着物にまつわるミステリーを解き明かしていく物語です。 簡単に言ってしまえばこんなお話なのですが、読んでみると魅力がいっぱいで、『下鴨アンティーク』の世界に引き込まれてしまうのです。 今回は、『下鴨アンティーク』の魅力を...
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『悪霊列伝』永井路子 怨霊になった人々の物語

永井路子さんの『悪霊列伝』を読了。 平安時代を中心に怨霊となった人々の生き様や思い、その背景を描いています。 『悪霊列伝』を読んで 今や学問の神様として、崇敬されている菅原道真をはじめ、 崇道天皇(早良親王) 吉備聖霊 不破内親王姉妹 伴大納言 左大臣顕光 この6人がなぜ怨霊として恐れられたのか、そ...
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「だれもが知ってる小さな国」懐かしいコロボックルに再会できる素敵な一冊

私の大好きな作家有川浩さんが、コロボックルの物語を描くと聞いた時から楽しみにしていました。 「だれもが知ってる小さな国」 期待通りの素敵な物語です。 すでにコロボックルを知っている方も、まだ知らない方も、ぜひこの本で心温まる世界へいらしてください。 「だれもが知ってる小さな国」ってどんな話? 物語の...
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一気読み必至‼ あさのあつこさんの「NO.6」の世界にどっぷりつかってしまった

私の場合、あさのあつこさんの作品は、時代劇が初めでした。 面白くて読みやすい作品で、ほかにも読みたくなりいろいろ探していて見つけたのが「NO.6」です。 近未来の話かぁ…。 まずは1巻目を、とページをめくったのが運の尽き、いや幸運の付き始め。 何しろ面白い。 あっという間に読み終わり、続きが知りたく...
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読みやすい時代小説なら「天眼通お蔦父娘捕物ばなしシリーズ」をおすすめ! 

「天眼通お蔦父娘捕物ばなし」シリーズは、木村友馨さんの書かれた時代小説です。 第一作目『わすれ雪』は、木村さんのデビュー作ですが、とても処女作とは思えない素敵な小説です。 時代小説というだけで、なんとなくハードルが高いと思っている方にも十分読み進めていただける作品だと思います。 いったいどんな小説か...
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大人にこそ読んでもらいたいファンタジー文学『木かげの家の小人たち』

『木かげの家の小人たち』は日本の児童文学作家いぬいとみこさんの書かれた物語です。 児童文学という分類に入りますが、子供たちよりむしろ大人の方ににお勧めの本だと思っています。 題名の通り、可愛い小人たちが出てきて、うきうきとする気持ちもありますが、それ以上に考えさせられる内容が多い本です。 私が初めて...
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あさのあつこさんの時代小説 「弥勒」シリーズはハマる!

『バッテリー』や『ガールズ・ブルー』『The MANZAI』などが有名なあさのあつこさんですが、私が初めて読んだあさのあつこさんの本は今回紹介する「弥勒」シリーズです。 「あさのあつこさん、時代物書いてるんや。どんな感じかな?」 なんて軽い感じでパラパラめくったのですが、始まりの一行からぐんぐん入り...
新選組

新選組 おすすめの本を厳選! これを読めば新選組の魅力がわかる!

新選組に関する本は、小説や漫画など数多く出版されています。 どの作品も個性豊かな新選組の面々が生き生きと描かれていて、読むごとに新選組や幕末の世界に惹き込まれてゆきます。 今回は、私が読んできた新選組に関するおすすめの本を紹介します。 若干私好みが出てしまいますが、どれも面白くて切なくて興味深い作品...
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おすすめです! 「縁見屋の娘」このミス大賞 優秀賞

久しぶりの更新です。 何か忙しくてゆっくり書く暇がなかったのですが、 どうしてもおすすめしたい本があったので、 何とか時間を作って書いています。 2016年第15回『このミステリーがすごい!』大賞の 優秀賞に選ばれた作品です。 「京の縁結び 縁見屋の娘」 三好昌子 京の口入業屋 「縁見屋」の一人娘、...
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「カラスの親指」気持ちよく騙されました

数年前に、「カラスの親指」を映画で見ました。 阿部寛さん主演で詐欺師役の話なので、面白いだろうなと思って見たのですが、予想外にとても面白くて、初めて道尾秀介さんを認知しました。 それまでは、なんとなく聞いたことがある作家さんという程度だったんですが、映画を見た後しばらくは、道尾作品にはまり、立て続け...