本当なら2020年7月のおすすめイベントとしたいところなんですが、コロナウイルスの影響で7月の行事の開催も危ぶまれています。
7月の京都最大の行事:祇園祭もとうとう山鉾巡行の中止が決定したそうです。
八坂神社内の神事は行われるでしょうが、なんか寂しいですね。
落ち込んでいても仕方がありません。
前を向いて、楽しいことを考えて暮らしていきましょうね。
今年は無理かもしれませんが、いつかの京都巡りのために頑張って記事を書いていきます!
では、文月7月の京都へおこしやす
陶器のご供養もする「お寺さんの陶器市」
毎年7月9日から12日まで行われる「千本釈迦堂陶器供養会」が親しみやすい行事として「お寺さんの陶器市」と呼ばれています。
また、ねねの道や高台寺境内には、おばけ提灯がつるされてちょっとしたお化け屋敷っぽい?かも。日常使いに欠かせない陶器に感謝して家内安全・健康増進を祈願する行事です。
もちろん陶器市も開催されています。
作家物や普段に使いやすいお茶わんや花器、お皿などがたくさん並びますよ。
K’s Dee(ケイズ・ディー)の『日の京都』(108)
『陶器市・手づくり市』
7月9日〜12日
千本釈迦堂
五条坂と並ぶ二大陶器市として賑わいを見せる千本釈迦堂陶器市は茶碗などの陶器に感謝して供養をする儀式にあわせて開かれる。 pic.twitter.com/ZlLgsFDlkJ— K.ODA KAZUMASA(コダ・カズマサ)OFFICIAL (@KODA_KAZUMASA) July 9, 2017
千本釈迦堂について
千本釈迦堂大報恩寺は、鎌倉時代初期の1227年に義空上人(奥州藤原氏の第3代当主藤原秀衡の孫)によって開創されました。
現在の本堂は京都の町がほとんど焼け野原になったと言われる応仁の乱でも災火を免れ、創建されたときそのままのもので、京洛最古の建造物として国宝に指定されています。
寺内には、快慶や定慶作の仏像彫刻、壁画などの国宝や重要文化財がありますので、そちらもご覧になってくださいね。
陶器市と一緒に手作り市も楽しめる
陶器市には、ちょっとした食器の他に花瓶や観賞用の作品やアイデアいっぱいのユニークな小物なども揃っています。
明日までの千本釈迦堂の陶器市。毎日頂く食事の器に感謝という事で始まったようです。
ジンゲンの陶器市⁇⁇
昔ながらの製法のドイツのホーローのママゴト食器。実用でも使えます。
日本の無垢のブナの木で作られたママゴトセット。
エリツィの食器とHABAのごっこ遊びの食材。 pic.twitter.com/RaB02W2FlY— ジンゲン〈京都西院 輸入おもちゃ〉 (@toy_zingen) July 11, 2018
また、手作り市も催され、バッグやアクセサリー、可愛い飾り物など見ているだけでも楽しくなるものがたくさん。
楽しい品々が多くて、あっというまに一日が過ぎてしまうかもですよ。
千本釈迦堂:陶器市の基本情報
千本釈迦堂
拝観時間 9:00~17:00
拝観料 大人600円 大学・高校生500円 中学生以下400円
陶器市 毎年7月9日~12日
陶器供養会 10日 14:00~
アクセス
市バス 50・51・203系統 上七軒下車 徒歩7分
熱い?!火渡りで無病息災 狸谷山不動院
ちょっとかわいい名前の狸谷山不動院。
こちらは、森見登美彦さんの「有頂天家族2」の舞台にもなっていて、アニメファンもよく訪れている場所です。
例年7月28日にこの狸谷山不動院で行われる行事が、「火渡り祭・祈り灯ろう」です。
まあまあの坂道と250段の階段が立ちふさがっていますので、参拝の時はしっかりした運動靴と動きやすい服装がいいですよ。
火渡り祭について
19時より本堂の前で狸谷山の山伏による家内安全・無病息災祈願の柴灯護摩法要が行われます。
護摩法要の終盤になると、護摩壇の壇木を崩し、火渡りの通路火床が出来上がります。
まずは、山伏が火渡りをして、そのあとを参拝者が渡ってゆきます。
見るからに熱そうですが、実際はもちろん火傷をするほどの熱さではありませんのでご心配なく。
火床の端っこは火がくすぶっているものの、支持された通り火床の真ん中を通れば、ふんわりと温かいという程度だそうです。
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でも迫力はあるし、ちょっと根性が付きそうな気はしますね。
この日は、参拝者のご祈願が書かれた祈り灯ろうが、250段の参道に灯されます。
夕闇に浮かび上がる灯ろうは、幻想的で「有頂天家族」の狸さんにも出会えそうです!
感動発見#火渡り祭。昨夜はご参拝ありがとうございました。#狸谷山不動院 pic.twitter.com/8y5pQLxe7F
— 狸谷山不動院 (@tanukidanisan) July 28, 2017
狸谷山不動院の基本情報
拝観時間 9:00~16:00
入山料 500円
火渡り祭 7月28日 19:00~
アクセス
叡山電車 一乗寺駅下車 徒歩15分
市バス5・北8系統 一乗寺下り松下車 徒歩10分
夏の夜に高台寺で百鬼夜行に遭遇!
豊臣秀吉没後、正室北政所(ねね)が開創したのが東山の高台寺です。
高台寺の塔頭圓徳院の夏恒例の行事が「百鬼夜行展」です。
百鬼夜行とは、日本の説話や言い伝えに登場する妖怪や鬼の大行進のことです。丑三つ時(深夜2:00~3:00)に町はずれの橋や門などから現れ、夜の町を徘徊します。
百鬼夜行に遭遇した人は、ひどい災難に遭ったり死んでしまったりすると言われていました。
あの安倍晴明も百鬼夜行に遭遇しましたが、事前に気づき事なきを得たそうです。さすが晴明!
高台寺の百鬼夜行展をのぞいてみよう
「百鬼夜行展」は、例年7月15日から8月31日に開催されています。
期間中公開されているのは、高台寺所蔵の百鬼夜行絵巻、地獄極楽図・幽霊図など。
波心庭では、夏の夜のライトアップも楽しめます。
高台寺のライトアップは、とりあえずすごいですからご覧になっておいて損はありません!
また、ねねの道や高台寺境内には、おばけ提灯がつるされてちょっとしたお化け屋敷っぽい?かも。
百鬼夜行展限定のご朱印や高台寺門前の湖月茶屋の限定メニュー「妖怪ソーダ」もチェックしておいてくださいね。
高台寺の基本情報
@高台寺
拝観時間 9:00~17:30(17:00受付終了)
拝観料 大人600円 中高生250円
@圓徳院
拝観時間 10:00~17:30(17:00受付終了)
拝観料 大人500円 中高生200円
高台寺・圓徳院共通割引拝観券 900円
百鬼夜行展 例年7月中旬から8月末
アクセス
京阪本線 祇園四条駅下車 徒歩10分
市バス206・207系統 東山安井下車 徒歩7分
最後に
今回は、7月の京都おすすめイベントを紹介しました。
2020年は、コロナウイルスの影響で多くのイベントや祭礼が中止を余儀なくされています。
今回紹介したイベントも無事開催されるかどうかは今のところわかりません。
今しばらくは我慢我慢の毎日ですが、いずれは明るい毎日が戻ってきます。
あと少し辛抱しながら、
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