高台寺 夜間特別拝観へ!幻想的な桜のライトアップは見るべし

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数年前なら、高台寺のライトアップへ行こうなんてとてもじゃないけどもくろみません。

インバウンドによる混雑が半端なかったからです。

でも今なら、密にもならずゆっくりと楽しめるのでは?

ほんの少しの不安と、大いなる期待を胸に高台寺夜間特別拝観へ行ってまいりました。

今回は、その感動を少しでもお伝えできればうれしいです!

今回の画像はクリックしていただくと拡大できますよ(一部非対応)

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高台寺の歴史と見どころ

ライトアップ紹介の前に、まずは高台寺について、簡単に紹介しておきますね。

高台寺の由縁

高台寺の正式名称は、鷲峰山高台寿聖禅寺といいます。

豊臣秀吉の正室だった北政所ねねが秀吉の菩提を弔うために建立した寺院です。

ねねの願いをかなえるために、徳川家康が家臣や大名に命じて現在の地に創建されました。

ねねが出家した際に後陽成天皇より「高台院」という号を賜ったことから、高台寺と呼ばれるようになりました。

創建当初に康徳寺堂や伏見城などから移築された方丈や茶室などが今もその姿を残しています。

幕末には、高台寺塔頭の月真院が新選組から離脱した御陵衛士の屯所になったこともあります。

見どころ

高台寺境内の多くの建物が、重要文化財に指定され、広い境内には見どころがいっぱいです。

創建当初から残る開山堂・霊屋(おたまや)・時雨亭・傘亭をはじめ、

高台寺 開山堂 出展:663ハイランド

高台寺 時雨亭  出展:663ハイランド

龍の背のような渡り廊下”臥龍廊(がりょうろう)”

小堀遠州の作と言われる名勝庭園。

桜や紅葉の時期以外でも十分見ごたえのある素晴らしい寺院ですよ。

でも、桜が満開の高台寺は、より一層華やかできれいでした。

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高台寺 2021年春の夜間特別拝観

歯医者さん終わりに京阪祇園四条からゆっくりと歩いて、石塀小路を通って高台寺へ。

ねねの道にも桜がきれいに咲いています。

ねねの道から台所坂を上がります。

緩やかな坂ながら、結構きつい。

上がりきったところを右に曲がると白壁が美しい庫裏が見えます。

こちらは暗くになってからの庫裏です

庫裏の手前を右に曲がると拝観受付です。

高台寺夜間特別拝観の限定御朱印は、こちらでいただけますよ。

暗いところで見ると浮き上がってくる模様がきれい!

わかりにくくてすみません!

中に入ると遠くに祇園閣が見えます。

祇園祭の山鉾にそっくりな塔でしょう。

夕焼けに照らされた祇園閣がきれいでした。

少し歩くと、こじんまりとした茶室が見えてきました。

遺芳庵です。

遺芳庵を通り過ぎてもう少し行くと、開山堂やそれに続く臥龍廊などが見えてきます。

でもまずは、例の桜を見たいので、方丈へ。

圧巻のしだれ桜に見とれる!

方丈前庭の波心庭(はしんてい)の大きなしだれ桜は、ただいま満開。

なんて美しいのでしょう。

夕日に映える桜がきれいです。

白砂の海を龍が優雅に泳いでいます。

広い境内を散策

もうライトアップはされていたのですが、まだまだ明るいので、しばらく境内をゆっくりと散策することにしました。

方丈から望む開山堂。奥には霊屋に続く臥龍廊が見えます。

開山堂から霊屋へ。

残念ながら、臥龍廊には入れませんでした。

小高い丘へ登っていく感じで、若干足に疲れが…。

霊屋はねねの墓所で、豊臣秀吉と北政所の木像が安置されています。

霊屋からもう少し上ると時雨亭傘亭があります。

時雨亭

時雨亭まで来ると、高台寺隣にある霊山観音が目の高さにあります!

後ろ姿ですが、ちょっとうれしい。

ここからは、下りです。

竹林の中をゆっくりと下りていきます。

人が少なくて静かです。

ゆっくりと歩いていたのですが、日暮れにはまだ時間がありそうでしたので、お抹茶をいただいて待つことに。

なんか大人な気分です

しばしの休憩の後、再び方丈へ。

夕闇が少しずつ迫ってきて、ライトアップがきれいに見えてきました。

拝観される方も少し増えてきましたが、皆さん静かに鑑賞されています。

幽玄の世界を堪能

穏やかな音楽が流れる中、勅使門にプロジェクションマッピングが映し出されます。

夕日に照らされていた桜が、今は幽玄の景色となっています。

勅使門には、大きな蓮の華がゆっくりと咲いていく様子が…。

白砂に映るのは、美しい龍でしょうか?

いつまででも見ていたいほどの美しさです。

桜の余韻を楽しむ帰り道

美しい光景を後にした帰り道、夕闇に浮かぶ灯りがきれいでした。

拝観出口を進むと、右側に天満宮がありました。

天満宮とお月様がいい感じです。

柔らかい明かりが夕闇に浮かんできれいでした。

こちらでも御朱印をいただきました。

優しい明かりに包まれながら、台所坂を下ります。

行きよりも人が多い…。

皆さん、ライトアップを目指して参拝されているようです。

でも以前よりは断然少ない人数です。

高台寺を後にして、ねねの道を南へ。

せっかくなので八坂神社を通って祇園四条へと帰ります。

八坂さんの桜も美しく咲いていましたよ。

桜で心が満たされましたが、お腹は減ってきました。

桜の余韻を楽しみながら、わが家へ帰ることにしましょう。

あなたがこの記事をお読みになるころには、高台寺の桜は散り始めているかもしれません。

でも美しく幻想的な夜の高台寺は、まだまだ楽しめます。

蜜を避け、感染対策をしたうえで、どうぞご参拝なさってくださいね。

高台寺春の夜間特別拝観 基本情報

2023年度 夜間特別拝観期間
3月17日(金)~5月7日(日)
17:00点灯~22:00(21:30受付終了)

平常の拝観時間は9:00~17:30となっています。
(夜間特別拝観は入れ替え制ではありません)

拝観料(掌美術館を含む)
大人 600円  中高生 250円
共通割引拝観券(高台寺・圓徳院・掌美術館含む) 900円

高台寺公式サイト

 


京おぼえ季節の花たち散策覚え書
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小春

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